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ブランド力先行のタブレット端末、ガラケー派はどの製品を選ぶのか
タブレット端末につきトレンド総研が、現状に関する調査の結果を発表した[写真拡大]
あらゆるところで話題となり、最も成長している市場の一つでもあるタブレット端末市場。このタブレット端末につきトレンド総研が、現状に関する調査の結果を発表した。
この調査結果において最も注目すべきは、タブレット端末の所有者・購入検討者のうち3人に1人はフィーチャーフォンユーザーである点であろう。具体的にはフィーチャーフォンユーザーが37%、スマートフォン(Android)が36%、スマートフォン(iPhone)は35%という結果になっている。MM総研の調査によると、2012年度の携帯電話出荷台数は前年比4.5%減の4080万台となる見通しで、うちスマートフォン出荷台数比率は71.0%になると分析されている。依然として根強い人気を誇り、スマートフォンからフィーチャーフォンへと戻って来るユーザーも少なくない中、タブレット端末に関しては、フィーチャーフォン派からも興味・関心を引いており、幅広い層から需要があることが窺える。
実際に利用されているタブレット端末は、iPadが64%と圧倒的なシェアを占めている。ついでNexus 7の9%、iPad miniとARROWS Tabが5%と続いている。一方、タブレット端末の購入検討者の欲しい端末1位はiPad miniで44%、ついでiPadの43%、Nexus 7が20%、Xperia Tabletが19%という結果になっている。Android勢の勢いは増しているものの、依然としてApple製品の人気は強く、暫くは市場を牽引し続けそうである。
昨年、圧倒的なシェアを維持していたiPadが、月間販売台数で初めてAndroid OSを使ったタブレット端末を下回ったことが大きく話題となった。しかし本アンケート調査からは、市場を開拓し、先行して普及が進んだことによるブランド力の強さが見える。裏を返せば、その端末自体の有用性ではなく、ブランド力こそが市場を拡大しているということであろう。そして、スマートフォンにも言えることであるが、「必要だから」購入するのではなく、「話題になっており、欲しいから」購入する層が多いということも言えるのではないだろうか。こうした中、これだけスマートフォンが大きく宣伝され普及しているにも関わらずフィーチャーフォン派の人には、「自分にどういった機能を有する端末が必要か」ということに重点を置いている人が少なくない。そういった人々がブランド力に左右されず、どのタブレット端末を選択していくのか。注目に値するであろう。(編集担当:井畑学)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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