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川崎重工など、宮城県にごみ処理施設を建設 工事受注額は約105億円
川崎重工業は27日、熊谷組および佐藤建設とのグループにて、亘理名取共立衛生処理組合(宮城県)よりごみ処理施設建設工事を受注したと発表した。建設場所は宮城県岩沼市下野郷字新藤曽根地内で、契約金額は約105億円。完工予定日は2016年3月31日。
今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設(処理能力157トン/日:78.5トン/24h×2炉)、リサイクルセンター(処理能力22.9トン/5h)で構成されている。
ごみ焼却施設は、少ない空気量で燃焼性能の高いストーカ式並行流焼却炉を採用し、焼却炉から発生する排ガスに対してろ過式集じん器(バグフィルタ)等を設置することにより万全な公害防止対策を施す。また、ストーカ式並行流焼却炉に廃熱回収ボイラーと蒸気タービンを組み合わせて廃棄物発電を行い、施設内の消費電力を賄うことによって温室効果ガス(CO2)の排出量削減に貢献する。
リサイクルセンターは粗大ごみを受け入れ、破砕した後、鉄やアルミ、可燃物に分別する。そのうち可燃物はごみ焼却施設によって処理される。また、ごみ処理施設はプラント排水を敷地外へ一切排出しない完全クローズド方式の導入により、環境負荷の低減を実現する。
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