フランスで起きたルノー・ラグナ暴走事件、ブレーキを踏むが加速

2013年2月19日 11:55

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 北フランスで、36 歳の男性、Frank Lecerf 氏がルノー・ラグナを時速 96 キロメートルで運転していたところ、突然ブレーキが効かなくなるという事件が起きた。しかもブレーキを踏む度に加速したため、しまいには時速 200 キロメートルまで達し、その速度のまま暴走し続けたのだという (The Guardian の記事本家 /. 記事より) 。

 他の車が避けてくれる中、この車は高速自動車道を暴走し続けることになったが、Lecerf 氏はかろうじて緊急通報ダイヤルに電話することができ、警察車両が多数派遣された。警察は終始、ルノーの技術士と電話で連絡を取り合っていたようだが、結局は停止させる手だてが見つからなかったという。暴走車は警察車両に護送されながら時速 200 キロメートルで走り続け、カレー、ダンケルクを通過し、ベルギーとの国境も超えることとなった。ガソリンタンクが空になったのは暴走し始めてからおよそ 1 時間後で、溝の方に逸れて突っ込みながら何とか停止することが出来たとのこと。

 今回の自動車暴走事件で幸い死者は出なかったが、てんかん持ちである Lecerf 氏は 2 度もてんかん発作が起きていたとのこと。同車両は、障害者用に改造されていた。Lecerf 氏の代理人弁護士は「人の命を危険に晒した」としてルノー・ラグナを告訴すると話している。

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