東日本のコカ・コーラ製造販売4社が経営統合、世界5位のボトラーに

2012年12月14日 17:38

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 コカ・コーラセントラルジャパン、三国コカ・コーラボトリング、東京コカ・コーラボトリングおよび利根コカ・コーラボトリングの4社は14日、2013年7月1日を効力発生日(予定日)として、株式交換および新設分割を併用することにより経営統合することに合意したと発表した。なお、統合により、新会社は売上高において世界5位のコカ・コーラボトラーとなる見込み。

 株式交換においては、それぞれセントラル社を株式交換完全親会社とし、三国社を株式交換完全子会社とする株式交換、東京社を株式交換完全子会社とする株式交換および利根社を株式交換完全子会社とする株式交換を行う。また、セントラル社は今回の経営統合により、その商号を「コカ・コーライーストジャパン株式会社」に変更する。

 今回経営統合する4社は関東、甲信越および中部地方の1都12県、人口6千万人を超える最も大きく有望な清涼飲料市場を事業エリアとしている。4社の事業規模は、売上高約5,700億円(平成23年度実績)、従業員約7,000人、生産拠点10箇所、営業所150拠点を有し、販売数量は日本におけるコカ・コーラシステムの約半数を占めている。

 4社は厳しい経営環境においても新たなビジネスチャンスを獲得し、持続的な成長を可能にするため、共通の持株会社の傘下に入り経営統合することによって更に強固な経営基盤を構築し、販売数量等のスケールメリットを最大限活用するとともに、これまで各々が培ってきた営業活動等のベストプラクティスを結集して更なる業務効率の向上に取り組むことで全てのステークホルダーの価値を高めることが可能になるとの結論に至り、今回経営統合することを決定した。

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