海賊版のWindows 8 Proを無償で正規にライセンス認証可能な問題が発覚

2012年11月23日 13:23

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Cowardとtaraiokのタレこみによると、Media Center Pack用のプロダクトキーを使用することで、海賊版のWindows 8 Proを正規ライセンスに変えることが可能な問題が発覚したそうだ(ExtremeTechの記事ITmediaの記事Computerworldの記事本家/.)。

海賊版のWindowsをライセンス認証する方法として、偽のボリュームライセンス用KMS(キー管理サービス)サーバーを使う方法が知られている。ただし、KMSによる認証は有効期限があり、180日ごとに再認証が必要となる。しかし、KMSで認証したWindows 8 ProにMedia Center Packのプロダクトキーを適用するとWindowsインストール時のプロダクトキーが上書きされ、通常版と同様に無期限のライセンス認証された状態になるということだ。

Windows 8 ProではMedia Center Packが別売りとなっている。しかし、デフォルトでDVDが再生できないことなどに対するユーザーの反発が強く、MicrosoftではWindows 8 Pro用に2013年1月31日までの期間限定でMedia Center Packのプロダクトキーを無償提供している(Microsoftのキャンペーンページ)。プロダクトキーはメールアドレスを入力するだけで発行されるので、海賊版のWindows 8 Proを無償で正規にライセンス認証されたWindows 8 Pro With Media Centerに変えることが可能だという。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | 海賊行為 | バグ | Windows

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