「グランドプリンスホテル赤坂」跡地開発の総事業費は約980億円、西武HD

2012年11月9日 11:40

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開発イメージパース(画像:西武ホールディングス)

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 西武ホールディングス(HD)は8日、同社の連結子会社である西武プロパティーズが保有する「グランドプリンスホテル赤坂」(2011年3月営業終了)跡地(所在地:東京都千代田区紀尾井町1-2)の開発計画「(仮称)紀尾井町計画」の概要を発表した。

 同事業では、東京都の指定有形文化財である旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂旧館)を保存しつつ、オフィス・ホテル・商業施設からなる「オフィス・ホテル棟」と賃貸住宅である「住宅棟」の2棟を建設する。オフィス・ホテル棟の高さは約180m、階数は地上36階地下2階。住宅棟は高さ約90mで、階数は地上24階となる。

 同事業地を含む周辺は、弁慶濠や清水谷公園などの緑が数多く残り、江戸時代以降の歴史性を有する一方で、赤坂見附駅、永田町駅に近接し地下鉄5路線が利用可能な利便性の高い希少な地域。その利便性をさらに高め、また同地域の活性化に貢献するためにも、みどりと歴史に抱かれた「国際色豊かな複合市街地」を目指すべく、同事業を推進していく。

 なお、総事業費は約980億円となる。2013年1月以降に着工し、2016年5月頃に竣工する予定。開業は2016年夏頃を予定している。

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