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日立、サウジアラビアに産業インフラの建設事業合弁会社を設立
日立製作所は9日、同社の100%子会社である日立プラントテクノロジーと、サウジアラビアのEl Seifグループ傘下で建設事業統括会社のMusaed El Seif & Sons Co., Ltd.(MES社)、および大手総合建設会社(ゼネコン)のEl Seif Engineering Contracting Co., Ltd.(ESEC社)が、社会・産業インフラの建設・エンジニアリング事業に関する合弁会社を設立することで合意し、2012年10月8日に正式契約を締結したと発表した。
同合弁会社は、商号を「Hitachi Plant Saudi Arabia, Ltd.(仮称)」として2013年1月に設立予定で、出資比率は日立プラントテクノロジーが50%、MES社が25%、ESEC社が25%となる。
サウジアラビアは、世界最大級の原油埋蔵量・生産量を誇り、近年、都市開発や工業化に向けたインフラ投資が活発化している。今回の合弁会社設立はこうした背景を踏まえたもの。
今回の合弁会社設立により、El Seifグループの有するサウジアラビアにおけるゼネコン機能およびブランド力・営業力と、日立プラントテクノロジーの空調・衛生・電気設備を含む社会・産業インフラ分野の高度かつ幅広い製品・システム・サービスのラインナップや日立グループのトータルソリューションとの融合が可能となる。
今後、日立グループとEl Seifグループの融合によるシナジーを創出することで、サウジアラビアにおける商業・居住施設や鉄道・空港施設等向け空調・衛生・電気設備、水処理システム(海水淡水化、排水処理・再利用等)、産業プラント・工場(発電・変電プラント、石油・ガス・化学プラント等)の設計・機器納入・施工・アフターサービスなどの事業の拡大を図る。また、サウジアラビアにおける日立グループの社会イノベーション事業の拡大を図るための拠点としての役割も果たしていく。
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