トヨタ、北米でSUVを30万台リコール:エアバッグセンサーに不具合

2011年4月22日 13:56

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 米国トヨタ自動車販売は21日、北米で販売したスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」「ハイランダー」の総計30万8,000台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。エアバッグのセンサー部に不具合があったという。

 同社によると、「RAV4」は2007年~08年型、「ハイランダー」は08年型が対象。対象製品は、車両の横転を感知するエアバッグのセンサー部に二つのセンサーがあるが、一方のセンサーが不良を起こすと、エアバッグ警告灯が点灯し、横転の検知システムが停止してしまうおそれがある。また、両方のセンサーが同時に不良を起こすと、衝突時にシートベルトを引き込むシートベルトプリテンショナーやエアバッグが誤って作動するおそれがある。

 今回の問題は北米市場の車両だけが対象で、他市場で販売された車両には今回問題となったシステムは搭載されていないという。

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