金沢大学が「共創型観光産業展開プログラム」の研究発表会を開催 -- 首都圏の中核人材の地域観光産業への定着を目指す

プレスリリース発表元企業:金沢大学

配信日時: 2020-04-02 14:05:05









金沢大学(石川県金沢市)は3月23日、石川県政記念しいのき迎賓館において「共創型観光産業展開プログラム」の研究発表会を開催した。同プログラムは、令和元年度中小企業庁「地域中小企業人材確保支援等事業(中核人材確保スキーム:横展開事業)」の採択事業。首都圏の中核人材に同大で客員研究員として学んでもらうと同時に、観光関連企業が抱える課題の解決に取り組んでもらい、企業・地域への定着を図るもの。研究発表会では、昨年の10月から観光産業についての学びと実践的な取り組みを続けてきた客員研究員らが活動報告レポートの発表などを行い、大学から修了証を授与された。




 「共創型観光産業展開プログラム」は、大学や自治体、人材仲介機関、地域金融機関、行政機関などの多様な参画者との「共創」を通じて、地域観光産業の高度化に取り組み、その持続的な発展モデルの構築を目指すもの。首都圏の中核人材を観光関連企業にマッチングし、企業・地域への定着を図る。


 マッチングされた首都圏の中核人材は、令和元年10月からの6カ月にわたり同大の客員研究員として観光産業に関する先端的な学びを深めるとともに、同大および北陸先端科学技術大学院大学の専門教員の指導を受けながら、地域観光関連企業の一員として企業が実際に抱える課題の解決に取り組んできた。


 研究発表会では各客員研究員が、受入企業の課題解決に向けて設定した研究テーマに対する取り組みについて発表。さらに、客員研究員が2チームに分かれて「共創型観光産業を起業するとしたらどのような事業を展開するか」という視点で事前に作成した共創事業構想書の発表も行った。


 発表後には、金沢大学から客員研究員らに修了証が授与された。また、指導教員である北陸先端科学技術大学院大学の敷田麻実教授からプログラムを通しての講評があり、客員研究員らは受入企業での課題解決の実践と研究とを両立させた日々に思いをはせていた。


 プログラム修了後も正社員や業務委託などの形態で受入企業と関わる客員研究員が多く、首都圏からの中核人材の確保という点でも成果を上げる取り組みとなった。


(参考)
・共創型観光産業展開プログラム
 https://kyoso-kanko.w3.kanazawa-u.ac.jp/


・「共創型観光産業展開プログラム」研究発表会を開催
 https://www.kanazawa-u.ac.jp/news/77804


▼本件に関する問い合わせ先
金沢大学 総務部広報室
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