DX推進!ロボットによる建設現場の業務効率化の公開実験を鴻池組が実施
配信日時: 2025-09-02 17:45:53
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測量相番ロボット「スタッフィー」
鴻池組は、自社技術研究所でスリーブ検査システムと測量相番ロボットの公開実験を行いました。
■開発の背景
建設業界では、熟練技術者の高齢化や人手不足が深刻な課題となっています。従来のスリーブ検査や測量業務は複数人で行う作業であり、省人化、業務効率化が大きな課題となっていました。これらの課題を解決するため、また働き方改革推進の取り組みとして、今回、2つの技術を開発しました。
■スリーブ検査システム「スリーブリング」
◆従来の課題
スリーブとは、鉄筋コンクリート造の建物において、配管や配線を通すためにコンクリート打設前に設けられる「筒状の穴」のことです。スリーブ検査は職員や協力会社作業員が手作業で測定し、設計図面と照合していたため、膨大な時間と労力を要していました。数百カ所に及ぶスリーブの径や取り付け位置の検査を行う必要があり、限られた時間内で効率の良い検査が求められます。これらの課題を解決するため、鴻池組は日本コンピュータシステム株式会社と共同で、スリーブ検査システム「スリーブリング」を開発しました。
◆システムの特徴
「スリーブリング」は、AIとARを活用し、検査時間の大幅な短縮と検査精度の向上を実現するシステムです。検査で必要なものは、専用アプリをインストールしたタブレットと、一般向けのプリンターで印刷可能なARマーカーのみなので、運用時の用意・設置が容易になります。
下記の手順で検査を行います。
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(1) ARマーカー印刷
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(2) スリーブにARマーカーを貼りつけ
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(3) タブレットで設置状況を撮影
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(4) AIがスリーブを画像認識し、正誤判断
検査結果はWebアプリを通じてリアルタイムに共有されるため、遠隔地からでも確認が可能です。
◆検査時間の短縮を達成
「スリーブリング」の活用により、検査時間を大幅に短縮し、AR上で設計データを重ね合わせることで、設計との整合性を瞬時に確認することができました。
■測量相番ロボット「スタッフィー」
◆ロボット開発の経緯
従来の測量作業は2人1組で行う必要があり、人件費や工数の増大につながっていました。そこで、鴻池組と建ロボテック株式会社が協力し、測量作業を自動化するロボット「スタッフィー」の開発に取り組みました。
◆ロボットの特徴
このロボットは測量用スタッフを鉛直保持するための保持テーブル、スタッフ回転機構、スプレー装置、移動用駆動輪などの機構を搭載しています。遠隔操作用カメラシステムを搭載しており、ディスプレイ付きコントローラによる遠隔操作が可能です。
◆正確な動作を確認し、省人化を達成
公開実験の結果、保持テーブルと回転機構により、スタッフの鉛直精度を維持し、目盛面が測量装置の方向に適切に向くことを確認しました。従来の2人作業と比較して、オペレーター1人で作業ができるため省人化が可能となりました。
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測量相番ロボット「スタッフィー」
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スタッフィー動作イメージ
■今後の展望
鴻池組は、今回公開した技術の更なる機能拡張や、他の建設作業への応用を検討していきます。これらの技術を始めとしたDX・ICT技術の活用で、建設現場の課題解決に貢献していきたいと考えています。
公開実験の概要
日付:2025年8月29日(金)
場所:株式会社鴻池組つくばテクノセンター(茨城県つくば市)
主催:株式会社鴻池組(本社 大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己)
協力:日本コンピュータシステム株式会社(本社 東京都港区 代表取締役社長 川部弘明)
建ロボテック株式会社(本社 香川県木田郡三木町 代表取締役社長兼CEO 眞部達也)
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