内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect」を発売

プレスリリース発表元企業:オリンパス株式会社

配信日時: 2022-10-11 11:00:00

飛沫・エアロゾル拡散の低減により、内視鏡診療・手術時における医療従事者の感染リスク低減に貢献



オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、内視鏡診療・手術における医療従事者の新型コロナウイルスなどの感染リスク低減に貢献する※1内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect(エアロプロテクト)」を、2022年10月14日から国内で発売します。

今回発売するAeroProtectは、消化器科、耳鼻咽喉科、呼吸器科での内視鏡診療・手術時に発生する飛沫やエアロゾル※2の拡散を最大99%以上※3低減し、医療従事者の感染リスク抑制をサポートする目的で開発された内視鏡用シングルユース防護具です。吸引チューブコネクタを備えたマスクとパッドや、内視鏡と処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了させることができるスリーブ、内視鏡操作部を覆うことができるカバーをラインアップしています。本製品は、松脇クリニック品川 耳鼻咽喉科・アレルギー科 松脇由典先生と、虎の門病院 消化器内科 菊池大輔先生と共同開発し※4、製品化したものです※5。
現在、新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症を取り巻く環境は日々変化しており、感染対策や感染による影響が不明確な状況のもとで医療従事者が診療を行う場面も想定されています。本製品は、そのようなさまざまな感染リスクを伴う内視鏡診療・手術時において、医療従事者が現在お使いの個人用防護具(PPE)に追加して取り入れご使用いただくことで、施設内の感染対策に貢献することを意図したアイテムです。

オリンパスは、これからも医療従事者のみなさまが安全に内視鏡診療・手術を行える環境と、内視鏡診療・手術を必要とする患者のみなさまが安心して受診できる環境づくりに貢献してまいります。
※1 社内検討に基づきます。各種感染症に対する感染防止を保証するものではありません。
※2 気体中に浮遊する微小な液体または固体粒子のことをさします。
※3 製品非装着の場合と、マスク DP-VEM-02・スリーブ DP-ES-01を装着し、吸引を行った場合を比較した社内机上試験に基づきます。
※4 ニュースリリース「内視鏡検査・手術における新型コロナウイルス等の感染リスク低減を目指した内視鏡検査用防護用具の開発」:https://www.olympus.co.jp/news/2020/nr01930.html
※5 本品は、非医療機器であり、シングルユース品、滅菌品、また日本国内使用品として開発・製品化したものです。


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▲左:AeroProtectの使用イメージ、右:AeroProtectの頭部モデル装着例

▪発売の概要

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[画像3: https://prtimes.jp/i/49310/153/resize/d49310-153-26a16a2d427fa9d7c730-1.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/49310/153/resize/d49310-153-497b7ee309556fba82bc-2.png ]


▪製品の特長
1.マスク DP-VEM-01、2.マスク DP-VEM-02
 消化器科(上部)、耳鼻咽喉科、呼吸器科の診療・手術時に患者さんに装着して使用します。マスクに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧※1を加えることで、内視鏡診療・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献します※2。

3.パッド DP-VEP-01
 消化器科(下部)の診療時に患者さんの臀部に装着して使用します。パッドに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧※1を加えることで、内視鏡診療中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献します※2。

4.スリーブ DP-ES-01、5.スリーブ DP-ES-02
 内視鏡挿入部に装着し、マスクやパッドに取り付けて使用します。内視鏡診療時・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する※2ほか、内視鏡の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができます。

6.スリーブ DP-ET-01
 処置具挿入部に装着して使用します。鉗子口からの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献する※2ほか、処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができます。

7.カバー DP-EC-01
 内視鏡操作部を覆い、側面に空いた穴から手を入れて使用します。内視鏡操作部ボタンからの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献します※2。

※1 陰圧:外部よりも内部の気圧が低い状態のこと。空気は気圧の高い方から低い方へ流れるため、内部の空気が外部へ拡散することを防ぎます。
※2 社内検討に基づきます。

▪開発の背景
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療現場の最前線では、多くの医療従事者のみなさまが命を守るために医療の手を止めることなく尽力されています。一方で、内視鏡診療・手術の現場では、内視鏡挿入時の咳や嘔吐反射、咽頭や鼻孔への麻酔薬噴霧、鼻腔内手術時の出血などにより発生する飛沫やエアロゾルからの感染リスクを低減し、安全・安心な環境で検査・手術を行うことが求められています。
オリンパスはこのような課題に対し、新型コロナウイルス感染症に限らず、未知の感染症あるいは既存の感染症リスクを伴う内視鏡診療・手術時における、医療従事者のみなさまの感染リスク低減を目指した内視鏡用防護具を先生方と共同で開発しました。


オリンパスの内視鏡事業について
オリンパスの内視鏡事業は、医療分野における革新的な技術と製造技術で医療従事者のみなさまとともに歩んでまいりました。診断そして低侵襲治療において、より良い臨床結果を生み、医療経済にベネフィットをもたらし、世界の人々の健康やQOL向上に貢献してまいります。1950年に世界で初めてガストロカメラを実用化して以来、オリンパスの内視鏡事業は成長を続けており、現在では、軟性内視鏡、硬性鏡、ビデオイメージングシステムから、カスタマーソリューション、修理サービスに至るまで、さまざまな製品・サービスで医療に貢献しています。詳しくは www.olympus.co.jp/ をご覧ください。
またオリンパスの公式Twitterもよろしければ、フォローください。
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