RISC-V性能のリーダー企業ベンタナ・マイクロ・システムズ、シリーズB資金調達で3800万ドルを調達

プレスリリース発表元企業:Ventana Micro Systems Inc.

配信日時: 2021-09-03 19:54:00

RISC-V性能のリーダー企業ベンタナ・マイクロ・システムズ、シリーズB資金調達で3800万ドルを調達

ベンタナがオープンなRISC-V命令セット・アーキテクチャーを活用し、データセンター級のさまざまなコンピューティング・チップレットを設計

(米カリフォルニア州クーパティーノ)-(ビジネスワイヤ) -- 高性能データセンター・クラスのRISC-Vプロセッサーを開発するベンタナ・マイクロ・システムズは本日、シリーズB資金調達ラウンドで3800万ドルを調達したと発表しました。このラウンドは、Sehat Sutardja博士およびWeili Dai氏(両名ともマーベル・テクノロジー・グループの創業者)とその他の著名な半導体投資家が主導し、著名な戦略的パートナーを含むシリーズA投資家の協力を得て、ベンタナに総額5300万ドルの資金をもたらしました。

ベンタナは、高性能プロセッサーの提供の確かな実績がある業界ベテランのBalaji BakthaとGreg Favorが2018年に設立しました。ベンタナは、拡張可能な命令セット機能を備えたデータセンター級の高性能RISC-V CPUをマルチコア・チップレットの形で提供しています。当社はカスタマイズ可能なSoCチップレットも提供し、ハイパースケーラーなどがイノベーションと差別化を図りながら迅速な製品化を実現できるようにしています。ベンタナのコンピューティング・チップレットは、クラウド、エンタープライズ・データセンター、5G、エッジ・コンピューティング、自動車アプリケーション向けに最適化されたクラス最高のシングルスレッド性能を提供するように設計されています。ベンタナ独自のマイクロアーキテクチャーのイノベーションにより、異なるファブやプロセスノードへの移植性が高い設計となっています。

ベンタナの創業者で最高経営責任者(CEO)のBalaji Bakthaは、次のように述べています。「コンピューティング支出の半分近くが、汎用プロセッサーからインフラストラクチャー・コンピューティングおよびドメイン固有のアクセラレーターへと流れています。ベンタナは、拡張可能なRISC-Vアーキテクチャーに基づいて構築された高性能コアと、当社のチップレットをベースにした迅速製品化アプローチにより、このトレンドを活用できる理想的な位置にあります。」

シスコシステムズのコモン・ハードウエア・グループのエグゼクティブバイスプレジデントのエーヤル・ダガン氏は、「ベンタナは、高性能かつカスタマイズ可能で安全なプロセッサー・ソリューションへの市場ニーズに対応する革新的なRISC-Vアーキテクチャーを生み出しました」と述べています。

ベンタナのモジュール式スケーラブル・チップレットをベースにした製品戦略は、一般的なIPモデルと比べて開発の所要時間とコストを大幅に削減することが可能です。ベンタナのコンピューティング・チップレットは最先端のプロセス・ジオメトリーをターゲットにすることで性能を最大化するものですが、お客さまは、ターゲット・アプリケーションに最適なプロセスノードに独自のSoCチップレット・シリコーンを実装することができます。ベンタナは非常に低い遅延、高い帯域幅、最小の電力を実現する並列ダイツーダイ(D2D)ソリューションを提供し、相互運用性を確保しています。このD2Dソリューションは、OCPオープン・ドメイン固有アーキテクチャー(ODSA)物理インターフェース規格に準拠しています。

Sehat Sutardja博士は、次のように述べています。「ベンタナの高性能ソリューションは、ご承知のように、シリコン設計を作り変える可能性を秘めており、企業が莫大な予算をかけずに記録的な速さで極めて強力なソリューションを開発することを可能にします。私たちは、データセンター、5G、自動車、エンタープライズ、クライアント・コンピューティングを含む複数の成長市場において、このアプローチが革新を起こすと確信しています。」

リンレー・グループの主任アナリストのリンレー・グウェナップ氏は、次のように述べています。「ムーアの法則が鈍化しているため、業界は、設計の各コンポーネントに適したプロセスノードを使用してコストを最適化するチップレット・ベース設計に移行しようとしています。ベンタナのチップレット戦略は、オープンソースのRISC-Vアーキテクチャーの採用増加を利用しつつ、幅広いお客さまとパートナーにわたって、この新しいアプローチの展開を加速させます。」

RISC-VインターナショナルのCEOのカリスタ・レドモンド氏は、次のように述べています。「ベンタナは、これまで独自のアプローチに支配されてきたデータセンターの実装など、新しい設計の可能性が、いかにRISC-Vによって生じるかを示す好例です。RISC-Vはライセンス費用がかからず、完全な設計の柔軟性を備えているため、費用とイノベーションの両方で、ベンタナのお客さまにメリットをもたらします。」

ベンタナ・マイクロ・システムズの詳細については、https://www.ventanamicro.com/をご覧ください。

ベンタナ・マイクロ・システムズについて

クーパティーノに本社を置くベンタナ・マイクロ・システムズは、2018年に設立されました。RISC-Vのオープン・アーキテクチャーに基づく高性能かつ拡張可能で安全なコンピューティング・チップレットを提供することにより、プロセッサー市場に革命を起こすことを目指しています。

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ohassen@ventanamicro.com

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