シュローダー、欧州サブ・インベストメント・グレードのインフラストラクチャー・デット・ファンドの資金調達額が7億ユーロに到達

プレスリリース発表元企業:シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社

配信日時: 2021-05-07 10:58:57

シュローダー(本社:英国 ロンドン)は、シュローダー・ユーロ・エンハンスト・インフラストラクチャー・デット・ファンドII(通称JULIE II、以下「当ファンド」)の資金調達額が、目標上限の10億ユーロに対し7億ユーロに到達したことを発表しました。

シュローダー・グループのインフラファイナンス専門運用会社であるSchroder Aida(シュローダー・アイダ)が運用する当ファンドは、2020年第1四半期に組成され、欧州のサブ・インベストメント・グレードのインフラデット証券の投資機会を捉えるものです。今回、最新のクローズで、その規模は7億3,950万ユーロに達しました。

当ファンドは2017年に組成されたファンドに続く、2号ファンドです。1号ファンドは、約3億5,000万ユーロの資金を調達し、2年以内に調達資金の大半に対して投資実行してまいりました。

2021年1月、シュローダーは、インフラ投資の基盤を成長、発展させるため、シャンターレ・ペルティエをインフラストラクチャー部門グローバルヘッドに任命しました。

シュローダー・アイダは、シュローダー・プライベート・アセットに属し、欧州の生活に必須なサービスに関わるインフラへの投資を幅広い資本構造(シニア・デット、ジュニア・デット、エクイティ)を通じて行い、強固で持続的なリターンを投資家に提供することを目指しています。エネルギー転換、モビリティ、デジタルインフラに焦点を当て、約5年間で11 カ国の欧州インフラ関連企業の 75 を超える案件に投資を行ってきました。

シュローダーのエンハンスド・インフラストラクチャー・デット運用部門ヘッド、オーガスティン・セガードは、次のように述べています。
「今回の発表は、優れた投資機会を特定し着実なリターンを提供するチームの能力に対し、投資家からコミットメントと信頼が示された結果と考えています。」

「当ファンドへの需要の高さは、サブ・インベストメント・グレードのインフラデットには多くの魅力的な投資機会があるというシュローダーの投資哲学を裏付けるものでもあります。今やインフラ投資は、世界の人口増加を支え、経済を活性化させるために、おそらくこれまで以上に重要な鍵を握っています。」

シュローダーのインフラストラクチャー・デット運用部門ヘッド、ジェローム・ネイロウドのコメント:
「これほど短期間で資金調達に成功したことは、この市場にいち早く参入したことがいかにチームにとって重要であったかを物語っています。我々は、ユーロ建て、ポンド建てのサブ・インベストメント・グレードのインフラデット戦略において12億ユーロを超える資金を調達しています。」

シュローダーのプライベート・アセット・セールスの共同ヘッド、ピーター・アーノルドのコメント:
「3月に5億ユーロを突破してまもなく今回の発表となったことは、この戦略や資産クラスに対する需要の高さを示しています。」

「新規の顧客に加えて、既存のグローバル・パートナーも、引き続き当ファンドに強い関心を寄せています。これは、顧客の目標にしっかりと合ったパフォーマンスを提供するシュローダーに対する信頼の証ととらえています。我々は現在、目標上限である10億ユーロの達成に注力しています。」

当ファンドは、欧州における中規模のブラウン・フィールド*1のコア・インフラストラクチャー資産に注力し、国やセクターの分散を図ったインフラデット・ポートフォリオを構築することに重点をおいています。当ファンドが注力するコア・インフラストラクチャー資産は、生活に必須なサービスを提供しており、参入障壁が高く、資本集約的なビジネス特性を持つ、長期の経済耐用年数を有する、長期にわたってキャッシュフローをもたらす、規制による保護の恩恵を受ける、技術的なリスクが低いなどの特徴があります。例えば、上下水道、エネルギー、鉄道、再生エネルギー施設、電力送電網、道路などが挙げられます。
*1 既存施設への追加設備投資案件を指します。

インフラストラクチャー・デットは、デイフェンシブな特性から、魅力度の高い資産クラスと認識する機関投資家が増えています。特にサブ・インベストメント・グレードのインフラストラクチャー・デットは、低金利下でも着実な利回りを得られる一方で、同水準の格付の資産と比べて強固な信用力を維持していると考えられます。

シュローダー・プライベート・アセットは、シュローダーのプライベート・マーケット運用部門です。グローバルな視点に支えられた幅広いプライベート・アセット戦略を、各国・地域ごとのアプローチで提供しています。シュローダーは、プライベート・アセットとオルタナティブ戦略を合計して、461億ポンド*2を運用しています。
*2 2020年12月31日現在

以上

■シュローダー・グループのESGの取組み
質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、本業を通じて、変化する環境や社会における課題解決に対応する企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる、という考えのもと、シュローダーは20年以上、ESGの要素を取り込んだ運用を実践しています。
アクティブ運用会社として、社会や環境にプラスのインパクトを与える真の企業価値向上を促すことで、お客様に長期的な投資収益をご提供すると同時に、社会全体の利益にも貢献することを目指しています。

■シュローダー・グループの概要
シュローダー・グループは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指す、英国屈指の独立系資産運用グループです。ロンドン証券取引所に上場しています。1804年の創業以来200年以上にわたり、年金基金から機関投資家、個人投資家まで、世界の投資家に、長期的な視点に立ち幅広い投資ソリューションを提供しています。現在、運用資産総額は約81兆円*に上ります。
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。
※2020年12月末現在。*5,744億英ポンド、1英ポンド=141.13円換算
※本資料におけるシュローダー・グループとは、シュローダーplcを直接もしくは間接的に親会社とする会社などを言います。


関連リンク
シュローダーの視点
https://www.schroders.com/ja-jp/jp/asset-management/insights/

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