パソコン向け無料ブラウザVivaldi 3.5をリリース QRコードでURLを共有できるようになりました

プレスリリース発表元企業:Vivaldi Technologies

配信日時: 2020-12-08 17:00:00

Vivaldi 3.5

新しいタブスタックのサムネイル表示

QRコードを簡単生成

Vivaldi Technologies(ヴィヴァルディ テクノロジーズ/本社:ノルウェー・オスロ、CEO:Jon von Tetzchner)は、本日、2020年12月8日にデスクトップ向け無料ウェブブラウザVivaldi 3.5をリリースしました。3.5では、アドレスバーからURLをQRコードにしてモバイル端末などに簡単にシェアできるようになりました。さらにタブ機能の改善、動画と音声の再生を向上するための修正が含まれています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/238652/LL_img_238652_1.png
Vivaldi 3.5

Vivaldi デスクトップ版は、Windows、Mac、Linux向けに無償で提供されています。
http://www.vivaldi.com/


■タブ管理機能の改善
タブをどのくらい開くか、どのように扱うかは、十人十色です。Vivaldiは、多くのユーザーからの意見を元に、タブ管理機能の新たなるオプションを追加しました。

●リンクを開くとき、バックグラウンドのタブで開く:リンクをクリックしてすぐに新しいタブに移動するのではなく、バックグラウンドでタブを開けます。

●バックグラウンドでタブを複製:現在作業中のタスクを中断することなく、バックグラウンドに同じページ閲覧履歴を持つタブを複製することができるようになりました。

●タブスタックのポップアップサムネイルを改善:タブスタックにマウスオンした際に表示される情報を整理しました。ページタイトル、サムネイルに加えてドメインも表示されます。さらにタブを大量にスタックしている場合も、多数のサムネイルを画面内に表示できるようになりました。これまで同様に、オーディオアイコンから特定のタブのサウンドをミュートにできます。


画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/238652/LL_img_238652_2.png
新しいタブスタックのサムネイル表示

■メディア再生の改善
Amazon Prime HD、Spotify、Netflix、Disney+、Peacock TVなどのプレミアムストリーミングサービスの再生を改善しました。
これらのサイトでは、動画を再生可能かどうか制御する方法としてDRM(デジタル著作権管理)を利用しています。動画再生時、WindowsやmacOS上のVivaldiではDRMのためにWidevine(Chromiumコンテンツ復号化モジュール)を使うことがあります。

さらに、これらのサイトでは再生前にWidevineの証明書キーを必要とされることがあります。このため、Vivaldi 3.5ではWidevineの証明書キーを追加し、動画が再生できるようになりました。

このアップデートにより、これまでVivaldiでは機能しなかったWidevine DRMを利用しているメディアサイトでも、スムーズにコンテンツを視聴できるようになりました。

例えば、Amazon Prime HDを動作させるためには、[アドレスバー] - [サイトの設定] - [データを消去] を選択してください。その後、再ログインが必要になります。


■QRコードでURLを簡単に共有
アドレスバーに追加されたボタンからQRコードを生成し、URLを他のデバイスに簡単に共有できるようになりました。QRコードを利用することで、スマートフォンなどから瞬時にそのページにアクセスすることができます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/238652/LL_img_238652_3.png
QRコードを簡単生成

モバイルデバイスでの、QRコードの読み込みはほぼ一瞬です。1文字ずつURLを入力するのとは、比べものになりません。QRコードならば、両者の端末でVivaldiの同期を設定しておく必要も、OSの機能で連携する必要もありません。近くにいる友人のスマートフォンに、パソコンで見ているURLを共有する最も素早く簡単な方法です。

[設定] - [アドレスバー] - [アドレス欄のオプション] - [QRコード生成] でQRコードボタンを表示することができます。


■メニューのカスタマイズ
機能をそぎ落としていくブラウザもありますが、Vivaldiの目指す方向は逆です。Vivaldiでは、ユーザーが頻繁に行う操作を整理したり編集したりするのに役立つカスタマイズ可能なオプションを、日々追加しています。

Vivaldi 3.5では、グローバルコマンドに割り当てられたショートカットが、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)にも表示されるようになりました。

[設定] - [外観] - [メニュー] でコンテキストメニューを選択し、アプリケーションコマンドの中からコンテキストメニューへのショートカットを持つコマンドを追加します。
例えば、ユーザーは、タブのメニューの初期設定にある [リロード] を、他のメニュー内に移動して、自分仕様にカスタマイズすることが可能です。


■シングルキーショートカットの改善
Vivaldiでは、タブの開閉、タブの切り替え、UI要素の表示切り替え、ノートの作成など、ほとんどのことをキーボードショートカットで行うことができます。

ひとつのキーで動作するショートカットを駆使することで、さらに素早く操作できます。CtrlキーやShiftキーと組み合わせる必要はありません。例えば、初期設定では「1」と「2」を押してタブを切り替えるシングルキーショートカットを用意しています。ただし、シングルキーショートカットを多用すると、サイトに文字を入力する際などに、操作の衝突が発生する可能性がありました。

Vivaldi 3.5では、シングルキーショートカット利用時のサイト機能との衝突が解決されました。例えば、「1」という数字が入っているクレジットカード番号を入力する必要がある場合に、キーボードショートカット「1」が割り当てられている前のタブには切り替わりません。


■新しい受け入れ言語の設定
世界中のさまざまな言語を使うユーザーのために、特定のウェブサイトでサポートされている言語に変更できる言語設定が有効になりました。
ユーザーは設定でカスタム言語を追加したり、ドラッグ&ドロップで重要度を並べ替えたりすることができます。Vivaldiブラウザから vivaldi://settings/languages を開いて設定できます。


■その他の追加機能
●Google ハングアウト、Google cast、Google Cloud Printを設定から完全に無効にできるようになりました。

●タッチスクリーンデバイスでタブを閉じやすくするために、タブを閉じるボタンを常に表示するオプションが追加されました。[設定] - [タブ] - [タブ表示] より、[閉じるボタンを表示] を [常時表示] に設定できます。


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プレスリリース提供元:@Press