~ペットを飼うと良いことがいっぱい!~  ペットと人の健康に関する全世界の最新研究をまとめた新著書  「ペットがもたらす健康効果」11月2日発売

プレスリリース発表元企業:一般社団法人 ペットフード協会

配信日時: 2020-10-29 14:00:00

 人とペットとの真の共生を目指す「人と動物の関係学研究チーム」(代表:東京都立大学名誉教授 星 旦二〔ほし・たんじ〕)は、日本だけではなく、全世界のペットと人の健康に関する最新研究を俯瞰し、体系的にまとめた新著書「ペットがもたらす健康効果」を、11月2日に発売します。

 本書は、英国ウォルサムペット研究所の文献を中心に、2019年までの直近4年間の世界中の優れた研究論文を含み、全世界の最新科学的データを総括しています。また、日本で報告された、ペットと人の健康に関する研究論文も加え、国内外の研究を体系的にまとめた貴重な著書となっています。子どもや高齢者に対するペットの役割、健康への影響、ストレスや痛みの緩和だけでなく、発達障害をもつ子どもたちへの精神的影響、障がい者にとっての介在療法、アレルギー・免疫学的な影響についても、ご紹介しています。さらに、ペットを飼うことで、より健康長寿に連動することに加え、医療機関への受療行動が減少し、結果的には医療費が安定するといったこともまとめております。

 今後は日本において、より多くの皆様にペットがもたらす様々なメリットを幅広く共有いただき、多くの人々が、ペットを飼育することを心から願います。そして、ペットとの共生を体験され、癒されるだけではなく、特に子どもたちの心の成長 促進や、高齢者の認知症改善などのために、ペットと共に暮らすことができる環境が整うことを希望します。
 本書が、そのための一助となることを、心から期待いたします。



[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1937/42618/250_355_202010290941415f9a0fc5dcacf.jpg



◆書籍情報
【書 名】 ペットがもたらす健康効果
【著 者】 「人と動物の関係学研究チーム」 代表:星 旦二
【発 行】 株式会社 社会保険出版社  ISBN:978-4-7846-0334-3C1045
【協力】 一般社団法人 ペットフード協会
【価 格】 1,000 円(税抜)
【発 売】 全国書店
【発売日】 2020 年11月2日

◆「人と動物の関係学研究チーム」
本研究会の目的は、人とペットとの関係性として、とりわけ健康維持に関係した国内外の先行研究をレビューすると ともに、様々な介入研究による人とペットの健康増進に関わる調査研究を総括することです。そのことによって、 人とペットとの真の共生を模索し、望ましい関係性を探り、ペットの普及に寄与して参ります。
研究委員:谷口 優 (国立環境研究所・環境リスク 健康研究センター・主任研究員)
山本 和弘(帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科・准教授)
小林 真朝(聖路加国際大学大学院 看護学研究科・准教授)
柴内 裕子(赤坂動物病院・総院長)
藤原 佳典(東京都健康長寿医療センター研究所・部長)
西村 亮平(東京大学大学院 農学生命科学研究科・教授)

◆研究会総括:星 旦二 プロフィール
東京都立大学・名誉教授。福島県立医科大学を卒業し、臨床研修後に、東京大学で医学 博士号を取得。東京都衛生局、厚生省国立公衆衛生院、厚生省大臣官房医系技官を 併任し、英国ロンドン大学大学院留学を経て、公衆衛生を主要テーマとして、「健康長寿」に 関する研究と主張を続ける。


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1937/42618/200_248_202010290941455f9a0fc971d14.jpg



新著書によせて
 欧米では1970年代から、犬が人間にもたらす恩恵を科学的に解明する研究が進み、「人と動物の関係学」として発展してきました。日本ではこの分野の研究はほとんどなく、医学的な価値も認められていませんが、アメリカ心臓協会は、メタ分析(人と動物の疫学的因果関係)の結果、2013年に下記の公式見解を発表しています。
【ペット飼育、特に犬の飼育は、心筋梗塞の罹病率の減少と病状の改善に何らかの因果関係があると考えられる。】

 日本でペット(犬)がもたらす恩恵の社会的認識が進展しない限り、ペット飼育は所詮、一部の個人の趣味の域をでません。欧米のように、犬とともに社会の公共施設への立ち入りができ、動物愛護管理法が標榜する「動物と共生する社会(どこにでも一緒に行ける)」の実現には、ペットの医学的効用の証明が必須です。その意義が確立されないかぎり、動物愛護管理法の改正のたびに、その社会的意義を認識することなく、世界のどの先進国よりも厳しい基準に向かって法改正がなされます。

 当協会では2017年から公共研究機関と協力し、人間と動物の関係の疫学的研究を開始し、現在までに4つの論文を発表しています。しかし、多くの人にその社会的意義を理解していただくには、多くの研究事例が必要です。 「人が動物から受ける恩恵」の主要な科学的文献集がイギリスで2015年に出版され、東京都立大学 星 旦二名誉教授他、多くの方々にご協力、要約していただいて完成したのが、この書籍「ペットがもたらす健康効果」です。
 ぜひ、ご一読いただけましたら幸いです。

一般社団法人 ペットフード協会
会長 石山 恒

<報道関係者 お問い合わせ先>
一般社団法人 ペットフード協会 事務局
TEL.03-3526-3212  FAX.03-3526-0270  MAIL:post@petfood.or.jp


プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform