「第3回 日本サービス大賞」内閣総理大臣賞ほか各大臣賞を発表 内閣総理大臣賞はコマツ「スマートコンストラクション」 厚生労働大臣賞・審査員特別賞にUbie「AI問診ユビー」など16都道府県の30件

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(SPRING)

配信日時: 2020-10-27 18:30:00

小松製作所「スマートコンストラクション」

Ubie「AI問診ユビー」

本日、公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(代表幹事:茂木 友三郎 公益財団法人日本生産性本部 会長、キッコーマン株式会社取締役名誉会長 取締役会議長)は、国内全事業者を対象に「革新的な優れたサービス」を表彰する「日本サービス大賞」の第3回受賞事例を発表しました。全762件にのぼる応募の中から、最優秀賞である内閣総理大臣賞をはじめ、経済産業、地方創生、総務、厚生労働、農林水産、国土交通の各大臣賞、JETRO理事長賞、優秀賞および審査員特別賞の全30件を選出しました。業界全体の革新を進めるサービス、AI・IoT等のデジタル技術を駆使したサービス、地域に欠かせない存在となっているサービス等が選出されています。本賞は、2015年3月に創設され、これまでの2回で計49件を表彰しています。
当協議会では、今回の第3回表彰を通じて優良事例を広く普及し、サービス産業のイノベーションを促して参ります。


■内閣総理大臣賞
土木建設サービス全体のデジタル業態革新
「スマートコンストラクション」 株式会社小松製作所

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/232261/LL_img_232261_1.png
小松製作所「スマートコンストラクション」

<表彰対象サービス>
建設プロセス全体をデジタルでつなぎ、施工の最適化を実現するソリューション。

<特に評価されたポイント>
●建設機械の販売だけでなく、3D地形データ、ドローン、ICT建機等を活用し、測量から完成検査までの全工程をサービスの対象とし、圧倒的な安全性・生産性向上を実現する。世界に類を見ない日本発のサービスを提供し、土木建設工事の業態を根本から革新しつつある。

●先端的建機・サービスの提供だけに留まることなく、従来型建機を廉価にICT建機化するレトロフィット・キットを販売し、業界全体のDXの底上げを図り、労働力不足に対応するためのサービスを提供している。

●2020年よりグローバル展開も開始。日本発の建設現場のプラットフォームとしての普及が期待される。


■厚生労働大臣賞 審査員特別賞
医師が患者と向き合う時間を創出 事前問診システム
「AI問診ユビー」 Ubie株式会社

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/232261/LL_img_232261_2.png
Ubie「AI問診ユビー」

<表彰対象サービス>
医師が症状や病歴を患者に質問する問診をITとAIによって代替・補完するサービス。

<特に評価されたポイント>
●5万本の論文や専門的知見をもとに、医師の問診にかかる知識とノウハウをAI化。待ち時間を活用した問診プロセス革新によって、外来問診に要する時間を約1/3に減らす効果を確認。(1問診あたり約6分削減)

●問診に要する時間の削減により、医師と患者が目と目を合わせてやり取りする時間が増え、患者満足度が向上するとともに、患者回転率の向上も実現している。

●全国約200施設の医療機関で導入。臨床現場における医師の意見を即座に反映し、進化するエコシステムを確立している。新型コロナへの対応も行い、COVID-19トリアージ(症状度合の振分け)機能を拡充。


【「第3回 日本サービス大賞」応募および審査の概況】
応募数 :国内のサービス提供事業者より762件
スケジュール:応募期間 2019年9月2日(月)~11月21日(木)
審査期間 2019年11月~ 書類審査(一次、二次)、
現地審査(オンライン、現地)
受賞発表 2020年10月27日(火)
日本サービス大賞委員会(審査委員会):委員長 村上 輝康(産業戦略研究所 代表)
ほか有識者9名
審査基準 :サービスの高度化と産業の発展を先導する
「革新的な優れたサービス」であること。
1.顧客から見たサービスの良さ、
2.「サービスをつくりとどけるしくみ」の良さ、
3.成果、4.サービスイノベーションを通じた社会の発展への寄与
表彰 :内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞、地方創生大臣賞、
総務大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞、
JETRO理事長賞、優秀賞、(審査員特別賞) 計30件
主催 :公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(SPRING)


【「第3回 日本サービス大賞」受賞一覧 (全30件/16都道府県)】
<内閣総理大臣賞 (1件)>
●土木建設サービス全体のデジタル業態革新「スマートコンストラクション」
株式会社小松製作所 (東京都)

<経済産業大臣賞 (4件)>
●顧客満足第一の北海道のライフライン「セイコーマート」
株式会社セコマ (北海道)

●AIが講師として教える第三の学習塾業態「自立学習RED」
株式会社スプリックス (新潟県)

●おもてなし×サービス工学による懐石料理サービス「屋敷シリーズ」
がんこフードサービス株式会社 (大阪府)

●「歩ける喜び」を届ける介護シューズ 真心と感動のサービス
徳武産業株式会社 (香川県)

<地方創生大臣賞 (6件)>
●ICTと地域観光興しによる持続可能な交通まちづくり
イーグルバス株式会社 (埼玉県)

●人も本業も地域も伸ばす300を超える交流型地域活動
大里綜合管理株式会社 (千葉県)

●過疎地や離島でもシルバーの人生を豊かに 安近短の理美容室「IWASAKI」
株式会社ハクブン (神奈川県)

●日本一の星空 長野県阿智村「天空の楽園 ナイトツアー」
スタービレッジ阿智誘客促進協議会 (長野県)

●タクシー・介護士・警備員が街中に 地域を支える「あんしんネットワーク」
つばめタクシーグループ (愛知県)

●ITを活用した徹底的な「見える化」で経営を再建した老舗「ゑびや大食堂」
有限会社ゑびや (三重県)

<総務大臣賞 (2件)>
●熱量データでファンクラブを活性化 創作者のプラットフォーム「Bitfan」
株式会社SKIYAKI (東京都)

●さまよい、探索し、発見する 共創型「デジタルアート ミュージアム」
森ビル株式会社/チームラボ株式会社 (東京都)

<厚生労働大臣賞 (2件)>
●主婦に特化した日本最大級の求人サイト「しゅふJOBパート」
株式会社ビースタイルホールディングス (東京都)

●医師が患者と向き合う時間を創出 事前問診システム「AI問診ユビー」
※審査員特別賞も受賞
Ubie株式会社 (東京都)

<農林水産大臣賞 (1件)>
●日本初・最大級の社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム
株式会社クラダシ (東京都)

<国土交通大臣賞 (1件)>
●地域の魅力を掘りおこし新たな旅を創造する「ホスピタリティ・イノベーター」
株式会社星野リゾート (長野県)

<JETRO理事長賞 (1件)>
●製造業における部品調達のAI・デジタル革命「meviy」(メヴィー)
株式会社ミスミグループ本社 (東京都)

<優秀賞 (12件)>
●世界初 洗剤レスのコインランドリー 水だけで洗う「人にやさしい洗濯」
株式会社wash-plus (千葉県)

●栄養学とITの力で明日の健康を広く届ける 食生活改善アプリ「あすけん」
株式会社asken (東京都)

●16万頭のペットが里親と出会った場所 里親募集サイト「ペットのおうち」
株式会社Easy Communications (東京都)

●計画的な仕入れ・作付けを可能にする花きの「お取寄取引」
株式会社オークネット (東京都)

●空間の価値を再生・流通させるフレキシブルなオフィスサービス
株式会社ティーケーピー (東京都)

●チェーンストアの常識を覆した「丸亀製麺」の手づくり・できたて食体験
株式会社トリドールホールディングス (東京都)

●車社会のインフラとしての日本型MOTELチェーンの全国展開
株式会社旅籠屋 (東京都)

●3次元足形計測を基点とした価値協創サービス
株式会社アシックス (兵庫県)

●革新的技術で熱帯農産物を国産に 農業をサービス化する栽培パッケージ
農業法人株式会社D&Tファーム (岡山県)

●世界初、ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス
ラクサス・テクノロジーズ株式会社 (広島県)

●顧客中心主義で一歩踏み込む「ジャパネット」のコールセンター
株式会社ジャパネットコミュニケーションズ (福岡県)

●日本から日本品質を届ける「グローバル通販」のありたい姿の実現
株式会社再春館製薬所 (熊本県)

※受賞サービスの概要は、別紙をご覧ください。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press