富士通ネットワークコミュニケーションズ、ONAPに参画し光ネットワークサービスのエンド・ツー・エンドにおける運用管理の自動化を実現

プレスリリース発表元企業:Fujitsu Ltd

配信日時: 2020-06-19 12:00:00

TOKYO, Jun 19, 2020 - ( JCN Newswire ) - Fujitsu Network Communications, Inc.(本社:米国テキサス、取締役社長:Doug Moore、以下 FNC)は、Linux Foundation NetworkingのONAP(Open Networking Automation Platform)プロジェクトにおいて、Orange S.A.(本社: フランスパリ、CEO Stephane Richard、以下 Orange)をはじめとしたグローバル大手の通信・サービス事業者(以下、事業者)とともに、複数の地域ネットワークなどからなる複雑な光ネットワークサービスのエンド・ツー・エンドでの運用管理の自動化(以下、MDONS:Multi-Domain Optical Network Services)を実現し、6月19日より、オープンソースソフトウェアであるONAP Frankfurt Release(以下、フランクフルト)にて公開しました。

MDONSは、光伝送機器の仮想化と標準化をするOpen ROADM(注1)や、光ネットワークの柔軟な制御インターフェースを提供するONF(Open Networking Foundation)(注2)、事業者間のサービス連携に向けたネットワークの相互接続を目指すMEF(Metro Ethernet Forum)(注3)など、他のコミュニティによる標準化インターフェースやオープンソフトウエアを積極的に活用し取り込むことで、異なるベンターの装置コントローラー間や、異なる地域ネットワークや技術レイヤー間の相互接続を可能にします。そして、プロビジョニング(注4)やサービスアクティベーション(注5)などの運用自動化の実現を加速させます。

FNCは、富士通と共同で、事業者をまたがる光ネットワーク内におけるエンド・ツー・エンドでのサービス運用管理の自動化のオープンソースを設計・実装し、事業者のサービス向上に貢献していきます。

富士通グループは、5G時代の無線、有線ネットワークの垣根を越えた高度なネットワークの運用やライフサイクルマネジメントの自動化を推進し、今後もパートナー企業とともに、スピードと効率を追求したオープンソースを前提としたネットワークづくりを牽引していきます。

FNC, Head of Technology Business Unit, Rod Naphan氏のコメント
我々のお客様である通信・サービス事業者は、これまで自社で保有する複数ネットワークの相互接続において、手動による回線設定や複雑な手続きなどを必要としていました。今後は、ONAPのオープンソースとそのAPI標準仕様を用いることで、様々なネットワークや技術によって繋がる光ネットワークサービスの自動設定や管理が可能となり、より一層迅速なサービスの提供と運用コストの低減を図ることができます。

Orange, Network Automation Project Manager, Olivier Augizeau氏のコメント
ネットワークの自動化は、強力なビジネス要件です。我々は、オープンソースのコラボレーションこそが、この複雑な要件に応える最良の方法だと考えています。ONAPプラットフォームの最新リリースであるフランクフルトは、通信キャリアをまたがる光ネットワークの接続サービスを改善する道を切り開くものであると考えています。

Linux Foundation, General Manager, Networking, Edge & IoT, Arpit Joshipura氏のコメント
ONAPのコミュニティメンバーによって開発された最新リリースのフランクフルトが、新しいユースケース、拡張、ビジネスへの適用を可能とし、ONAPプラットフォームの発展をより加速していくことを非常にうれしく思います。光ネットワークの幅広い専門知識を保有する、Linux Foundationのメンバーである富士通がMDONSを企画し、実装したことは、ONAPのフレームワークを強化するチーム全体にとって非常に重要なことです。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/06/19.html

概要:富士通株式会社

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