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新型日産・キックス (1) e-POWER・インテリジェントクルーズコントロール前面

2020-06-25 17:22:59

新型車「日産キックス」の発表(画像: 日産自動車の発表資料より)

新型車「日産キックス」の発表(画像: 日産自動車の発表資料より)

 新型日産・キックスが6月24日、現在の社会情勢を踏まえてネット中継により日本初登場となった。「e-POWER・インテリジェントクルーズコントロール」を前面に出した販売方針は、新生日産の意欲を感じる。現状、日産が商品力で優位に立てるのは「e-POWER・インテリジェントクルーズコントロール」であり、日本仕様でガソリン車を設けず「e-POWER」のみとしたことも頷ける。

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 ネット中継の内容は一般ユーザー向け発表で、これではジャーナリストは納得できないであろう。「予約販売・生産予定数」などについての質問には答えていないのが印象的だった。それは、日産・キックス誕生の経緯に「日産の体質」が表れており、深い憂慮を必要とする場面だったからだ(別途、記事としたい)。

 「e-POWER」はパワーアップされた。日産・キックスのe-POWERシステムには、1.57kWhリチウムイオンバッテリーに駆動される電気モーターと直列3気筒 1.2リッターエンジンとを組み合わせ、システム出力は最大出力95kW(129PS)、最大トルク260Nmとなる。

 燃費は、WLTCモードで「21.6km/L(市街地モード 26.8km/L、郊外モード 20.2km/L、高速道路モード 20.8km/L)」となっており、トヨタ方式、ホンダ方式に比較してさえない結果だ。先日発表された新型ルノー・クリオHVの燃費23.2km/Lに比較しても劣ることになる。しかし、市街地モードでは26.8km/Lとまずまずの結果だ。

 日産「e-POWER」方式の得意とするところは低速領域であり、市街地での日常的使用では静粛性と共にEVの使用感を味わうことが出来る。これが、燃費よりもユーザーの支持を得ている理由だ。特に「高速道路」では分が悪いが、これはEVの特性であり、やはりミッションを使用すべきではないかとの業界の議論にもつながっている。しかし、それでは簡素なメカニズムの特徴が消えてしまう。

 ポルシェ・タイカンのようにリダクションギアを2段とする程度で補えないものであろうか?しかし、タイカンとの比較では価格が違いすぎて、現状では「e-POWER」はタウンカーと割り切ったほうが良いのであろう。それにしては静粛であり、トルクは2Lエンジンカー並みであるのは心強い。現在の「日産渾身の作」と言えよう。

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