クレスコ、27年3月期増収増益予想で1Q順調、配当を上方修正、エンタープライズと金融が牽引

2026年8月6日 08:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  クレスコ<4674>(東証プライム)は8月5日に27年3月期第1四半期連結業績を発表した。2桁増収増益と順調だった。ITサービス事業のエンタープライズや金融が好調に推移して全体を牽引した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。各事業とも好調に推移する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお配当予想は7月31日付で中間期末10円上方修正(上場30年記念配当10円を実施)して、前期比16円増配の80円とした。株価は6月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。高配当利回りも評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■27年3月期増収増益予想で1Q順調、配当は上方修正

 27年3月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比10.6%増の166億82百万円、営業利益が13.3%増の11億49百万円、経常利益が14.5%増の12億54百万円、親会社株主帰属四半期純利益が14.6%増の8億64百万円だった。2桁増収増益と順調だった。ITサービス事業のエンタープライズや金融が好調に推移して全体を牽引した。

 ITサービス事業は売上高が10.6%増の143億円、営業利益(全社費用等調整前)が18.5%増の16億87百万円だった。

 内訳として、エンタープライズは売上高が13.4%増の61億61百万円、営業利益が18.8%増の6億74百万円だった。大幅増収増益だった。同社において旅行・ホテル分野、その他分野(飲食分野など)の受注が好調だったほか、子会社において公共分野の受注が好調だった。

 金融は売上高が8.5%増の44億65百万円で、営業利益が35.8%増の5億41百万円だった。増収・大幅増益だった。同社および子会社において銀行・保険・その他のすべての分野で受注が拡大した。利益面は増収効果に加え、銀行分野で収益性の高い案件を獲得したことも寄与した。

 製造は売上高が8.7%増の36億73百万円、営業利益が3.0%増の4億70百万円だった。増収増益だった。同社において自動車・輸送機器分野の受注が拡大したほか、機械・エレクトロニクス分野およびその他分野において、エイプス(25年10月に子会社化)およびオフィスメーション(26年4月に)を新規連結したことも寄与した。

 デジタルソリューション事業(ライセンス販売など)は、売上高が10.7%増の23億81百万円、営業利益が19.5%減の1億29百万円だった。売上面は同社においてCreageサービスの販売が増加したほか、アイエステクノポート(25年10月に子会社化)の新規連結も寄与して増収だが、利益面は一部の子会社において前期より不採算案件が発生している影響で減益だった。

 通期の連結業績予想は前回予想(26年5月8日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比10.5%増の715億円、営業利益が21.1%増の80億円、経常利益が17.5%増の82億円、親会社株主帰属当期純利益が4.8%増の55億30百万円としている。配当予想については26年7月31日付で中間期末10円上方修正(上場30年記念配当10円を実施)して、前期比16円増配の80円(中間末45円、期末35円)としている。連続大幅増配で予想配当性向は58.1%となる。

 各事業とも受注が好調に推移し、人件費増加などを吸収する見込みだ。ITサービス事業の金融で前期発生した不採算プロジェクトの影響が一巡し、前期低調だった製造では26年4月に子会社化したオフィスメーションの新規連結も寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は戻り高値圏

 株価は6月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。高配当利回りも評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。8月5日の終値は1655円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS137円76銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の80円で算出)は約4.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS828円81銭で算出)は約2.0倍、そして時価総額は約695億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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