ルネサス高崎工場の6インチ生産終了へ、2〜3年かけ段階縮小 アナログIC・パワー半導体は移管または終息を検討

2026年8月2日 16:16

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記事提供元:Tech Times

ルネサスエレクトロニクスは、群馬県の高崎工場における6インチウェハの製造を今後2〜3年で段階的に終了すると発表した。同工場からアナログICやディスクリートパワー半導体を調達している顧客にとっては、対象製品の今後の供給方針を確認する必要がある。現時点で個別製品の移管先や生産終了対象は公表されておらず、今後の発表が注目される。

■業界全体に波及する6インチラインの構造変化

ルネサスは2026年7月31日、高崎工場での生産を段階的に縮小・終了し、その後工場を閉鎖する方針を発表した。同社によると、半導体業界では特に6インチウェハラインにおいて、生産材料の供給終了や製造装置の保守サポート終了が進み、サプライチェーン全体で構造的な変化が生じているという。

高崎工場でも、6インチウェハラインで生産を行う一部製品について、製造装置や用役設備の経年化などを背景に生産継続が難しくなりつつある。このため同社は高崎工場での生産を段階的に終了する判断を下した。

顧客への安定供給を維持するため、ルネサスは需要を精査したうえで必要な在庫を計画的に積み増すとしている。生産終了の具体的な時期や個別製品への影響は今後決定次第公表される予定だ。

■高崎工場の製造品目と今後の影響

高崎工場はルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社が運営しており、主にアナログICおよびディスクリートパワー半導体を6インチ(150mm)ウェハラインで生産している。

アナログICはアンプやデータ変換回路、電源制御回路などとして利用され、ディスクリートパワー半導体は電力制御やスイッチング用途で幅広く使われている。

ルネサスは、高崎工場で製造されている製品について、他拠点への移管または生産終了を含めて対応を進める見込みだが、現時点で具体的な対象製品や移管先は明らかにしていない。

同工場製品を採用している顧客は、対象部品の供給計画や今後の対応について、ルネサスまたは販売代理店への確認が重要となる。

■研究開発機能の維持と強化

ルネサスは、高崎工場敷地内にある研究開発機能については維持・強化する方針も発表した。

対象となるのは主にアナログICやディスクリートパワー半導体の研究開発機能で、現所在地および近隣地域を主な候補地として継続する方向だ。

今後は、ルネサスが重点分野と位置付けるデータセンター向けおよび自動車向けのアナログIC・パワー半導体開発を支える研究開発拠点として活用される見通しである。

研究開発機能の詳細や具体的な体制については、今後決定次第公表される予定だ。

■ルネサスの生産体制再編

今回の決定は、6インチウェハを取り巻く事業環境の変化に対応する生産体制見直しの一環と位置付けられる。

同社は今後も顧客への安定供給を維持しながら、成長分野への注力と競争力ある事業基盤の強化を進めるとしている。

また、影響を受ける従業員については、雇用の維持・確保を基本方針とし、配置転換や社内外でのキャリア支援を含む対応を実施する方針だ。

■今後顧客が確認すべきポイント

高崎工場の生産終了は今後2〜3年をかけて段階的に進められる予定であり、短期的な供給停止を意味するものではない。

一方で、どの製品が移管され、どの製品が生産終了となるかは現時点で公表されていないため、対象部品を使用している企業は今後の発表内容を継続的に確認する必要がある。

ルネサスは需要に応じた在庫確保を進めるとしており、顧客影響の最小化に努める方針を示している。

元記事: Renesas Closes Last 6-Inch Fab as Analog Supply Squeeze Hits Automotive Buyers

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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