新興市場銘柄ダイジェスト:グローバルWはストップ安、リビンTがストップ高

2021年12月8日 16:29

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記事提供元:フィスコ


*16:29JST 新興市場銘柄ダイジェスト:グローバルWはストップ安、リビンTがストップ高
<3936> グローバルW 456 -100
ストップ安。特段の売り材料は出ていないが、値下がりが続いている。グローバルウェイは11月17日に12月3日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表。株式分割を好感して一時急騰したが、その後は利益確定売りに押される展開となっている。分割基準日を通過して材料出尽くし感があることに加え、12月後半は新規株式公開(IPO)が相次ぐとあって換金売りも重なり、下落幅が大きくなっているようだ。

<4445> リビンT 5220 +700
ストップ高。モーニングスターが投資判断「Overweight」、想定株価レンジを6000-7000円(7日終値は4520円)で新規にカバレッジを開始している。モーニングスターは「成長性が評価される不動産テック、不動産DX関連銘柄としてPER40倍程度での評価は可能」などと想定株価の理由を説明。「株価は決算発表後に急騰しているものの、成長性への評価余地は不十分」との見方を示している。

<3999> ナレッジスイート 825 +41
一時ストップ高。リコー<7752>グループのリコージャパン(東京都港区)と協業を開始したと午前10時に発表している。ナレッジスイートが提供するクラウドSaaS型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」をリコージャパンが中堅・中小企業のDX化推進を目的に全国に拡販する。また、ナレッジスイートのサブスクリプションサービスの提供ノウハウや営業戦略をリコージャパンの営業リソースを通じて市場に展開する。

<7435> ナ・デックス 855 +36
年初来高値。22年4月期第2四半期累計(21年5-10月)の営業利益を前年同期比94.8%増の6.61億円と発表している。北米セグメントで自社製品の販売が増加したことから会社計画(4.20億円)を上回って着地した。通期予想は半導体などの部品の納期が長期化していることを考慮して前期比44.3%増の9.05億円で据え置いた。進捗率は73.0%に達しており、上方修正への期待から買い優勢となっている。

<7095> MacbeeP 10440 -150
朝高後、マイナス転換。子会社のSmash(東京都渋谷区)が博報堂DYホールディングス<2433>傘下の博報堂(東京都港区)の新規事業推進組織による業界横断プロジェクトチーム「エモテク JAPAN」に参画したと発表している。共同実証実験などを通じた優れたユースケースの創出や技術連携によるエコシステムの実現、国内外への戦略的な情報発信やセミナー、イベントの開催などで協働する。

<4588> オンコリス 638 +34
大幅に続伸。米国のがん研究グループと進めてきたテロメライシン(OBP-301)の食道がんを対象とした化学放射線療法併用の米国Phase1医師主導治験で、第1例目への投与が開始されたと発表している。今後、23年を目標に計15例での安全性と有効性の評価を行い、今回の治験の継続可否の判断を行う計画。化学放射線療法を併用した臨床試験が進めば、テロメライシンのマーケット拡大につながるとしている。《ST》

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