サン電子 1Qは売上高が55.20億円、モバイルデータソリューション事業の受注が堅調に推移

2020年8月12日 09:28

小

中

大

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:28JST サン電子---1Qは売上高が55.20億円、モバイルデータソリューション事業の受注が堅調に推移
サン電子<6736>は7日、2021年3月期第1四半期(20年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.4%減の55.20億円、営業損失が9.77億円(前年同期は10.70億円の損失)、経常損失が10.10億円(同10.83億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は7.72億円(同10.98億円の損失)となった。

モバイルデータソリューション事業の売上高は前年同期比3.4%減の42.45億円、セグメント損失(営業損失)は6.70億円(前年同期は8.25億円の損失)となった。売上高は、デジタルフォレンジック関連サービスの受注は堅調に推移したものの、デジタルフォレンジック製品の販売が前期に比べ減少したことにより減収、前期に発生した連結子会社であるCellebrite社の第三者割当増資に係る費用の減少により、損失幅は縮小した。BlackBag社の買収に伴い、PCフォレンジックの製品・サービスをラインナップに揃え、捜査時に重要となるデバイスに対するフォレンジックツールを揃えた。

エンターテインメント関連事業の売上高は前年同期比43.9%減の8.82億円、セグメント損失(営業損失)は0.34億円(前年同期は1.83億円の利益)となった。売上高は、制御基板及び受託開発等の売上が減少したことにより前期を下回り、セグメント損失となった。遊技機部品事業は、業界環境が厳しくなる中、品質を維持しながら開発・製造共にコスト削減のためのプロジェクトを推進し、それぞれ効率化を進めた。また、当セグメントで蓄積したノウハウを利用し開発したMVRシリーズが、中京テレビ放送株式会社が2020年6月にオープンした「XR AMUSEMENT SASASHIMA」にて、ウォークスルー型のVR技術を利用した体験型アトラクションとして採用されている。

新規IT関連事業の売上高は前年同期比1.7%増の3.39億円、セグメント損失(営業損失)は0.28億円(前年同期は1.49億円の損失)となった。M2M事業の売上高は、自販機向け等のM2M通信機器の販売が堅調に推移したことにより増収、費用の効率化を図ることで、利益に転じた。AR事業については、ソフトウエアベースの販売が中心となり減収となったが、費用の減少に伴い、損失は縮小した。M2M事業は、センサーデバイス「おくだけセンサー」について実証実験が開始されており、また長い距離を通信できるサブギガ通信の特徴を活かし、短距離の通信であるBluetooth対応のセンサーの中継器となる製品を開発し、販売を開始している。AR事業は、遠隔支援ソリューション中心のビジネスモデルへの転換を図っており、株式会社オプティムとの遠隔作業支援サービスや、株式会社NTTドコモとの遠隔作業支援ソリューションなど他社のサービスとの連携強化を図っている。

その他事業の売上高は前年同期比28.2%減の0.52億円、セグメント利益(営業利益)は0.06億円(前年同期は0.32億円の損失)となった。売上高は、運営タイトルの縮小によりゲームコンテンツの販売が低調に推移し減収となったが、見直しなどによる効率化で費用が減少し、利益に転じた。「俺!プロジェクト」のアプリは、2020年6月にサービスの提供を終了し、事業の収益化に向けて、活動や体制の見直しを行っている。

2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に算定することが困難であることから、未定としている。連結業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表するとしている。《ST》

関連記事

広告