米シネコン最大手が22億ドルの損失、映画館再開に期待寄せる

2020年6月12日 08:39

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記事提供元:ムビコレ

米カリフォルニア州では6月12日(現地時間)から映画館の営業再開が可能になった。写真:北米で6月24日に公開される『ムーラン』 (C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

米カリフォルニア州では6月12日(現地時間)から映画館の営業再開が可能になった。写真:北米で6月24日に公開される『ムーラン』 (C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.[写真拡大]

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 米カリフォルニア州では6月12日(現地時間)から映画館の営業再開が可能になった。州が8日に出した映画館向けガイドラインでは、再開時の入場人数を座席の25%以下に抑えること、座席間隔の確保、チケット売り場や売店の行列で距離を開けることなどを要請している。新作の公開がないことから、実際にどのくらいの映画館が再開するのか未知数だ。またコロナ感染を恐れる観客がどのくらい集まるかも読みづらい。

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 映画業界紙「バラエティ」の報道では、米国の映画館/シネコン5400ヵ所のうち、先週末で554ヵ所が再開している(ドライブインシアター243ヵ所を含む)。カリフォルニア州には約500ヵ所。同州は米国で最大の人口を抱えており、映画興行復活への足掛かりとなる。

 米国の映画館は3月中旬から休業しており、経営状況は苦しい。米シネコンチェーン最大手のAMCは1〜3月期に約22億ドルの損失を計上し、破綻やアマゾンによる買収の憶測が流れた。AMCのアダム・アーロンCEOは9日の会見で「7月には大半の映画館を再開できるだろう」と表明。7月17日公開『TENET テネット』、24日公開『ムーラン』といった大作に期待を寄せている。

 米国第2位の映画市場であるニューヨーク州は映画館が休業中だが、7月に入って再開できれば、映画興行復活に弾みがつくだろう。

 なお、カリフォルニア州は6月12日から映画およびテレビ番組の撮影再開を認める方針を示しており、製作側も再生へ動き出している。(文:相良智弘/フリーライター)

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