新型コロナで動画配信が急拡大、ディズニー+は1億6700万人Netflixを猛追

2020年4月14日 08:37

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記事提供元:ムビコレ

4月8日(現地時間)、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは動画配信サービス「ディズニー+」の世界の有料会員数が5000万人に達したと発表した。写真:Netflixで大人気! 配信開始10日間で3430万人が視聴したドキュメンタリー『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』

4月8日(現地時間)、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは動画配信サービス「ディズニー+」の世界の有料会員数が5000万人に達したと発表した。写真:Netflixで大人気! 配信開始10日間で3430万人が視聴したドキュメンタリー『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』[写真拡大]

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 4月8日(現地時間)、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは動画配信サービス「ディズニー+」の世界の有料会員数が5000万人に達したと発表した。昨年11月12日にアメリカ、カナダ、オランダでサービスを開始したのを皮切りに、今年3月24日にはイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランド、4月3日にはインドでサービスを開始した。2月4日に会員数2860万人と発表しており、4月8日で約2倍となった。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に自宅にこもる人々が急増しており、この状況が会員増を後押ししたとみられる。

 ・新型コロナが米映画業界を直撃、劇場主らが政府に支援要請。ネット配信も加速

 ディズニーは会員数5000万人の「ディズニー+」、ディズニーが所有するHuluの会員数3000万人を合わせて、1億6700万人のネットフリックスを追撃する。

 動画配信サービスは他にアップルTVがあるが、5月にはワーナーメディアが「HBO Max」をスタートさせる。人気番組『フレンズ』全236話の権利を獲得。ネットフリックスで配信されている『フレンズ』は今後、HBO Maxに移行される。同社はスタジオジブリと米国内での独占配信契約を結んだり(日米を除く海外はネットフリックス)、クリステン・ベルがカムバックするリブート版『ゴシップガール』、ライアン・レイノルズ主演で映画化されたアメコミ『グリーン・ランタン』のドラマ化を準備中だ。

 一方、新興勢力に追われる立場のネットフリックス。ドキュメンタリー『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』が大人気だ。調査会社ニールセン・メディアは同作の米国での視聴者数が3月20日から配信開始10日間で3430万人を記録したと報じた。この数字はネットフリックスの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン2を上回り、シーズン3の3630万人に迫るもの。この人気ぶりもコロナの影響が大きいだろう。

 同社では製作力強化のため大物クリエイターと契約を締結。既に大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターコンビ、デビッド・ベニオフとD・B・ワイスと契約を結んでいたが、新たにプロデューサーのピーター・チャーニンと契約を結んだ。チャーニンは元20世紀フォックスの親会社ニューズ・コーポレーション会長を09年に退任後、映画製作会社チャーニン・エンタテインメントを設立。フォックスと契約を結び、11年『猿の惑星』を皮切りに、『グレイテスト・ショーマン』『フォードvsフェラーリ』など、19年までの8年間で24本を製作した。ネットフリックスはチャーニンが得意とする大型作品の製作にさらに力を入れていくとみられる。

 新作映画を劇場公開せずに配信する動きも出始めている。ユニバーサルは『トロールズ ミュージック★パワー』を配信。パラマウントはクメイル・ナンジアニ主演のコメディ『The Lovebirds』をネットフリックス、STXはデイブ・バウティスタ主演のコメディ『My Spy』をアマゾンに売却した。ディズニーは『アルテミスと妖精の身代金』を動画配信サービス「ディズニー+」で配信する。

 新型コロナウイルスの感染拡大よる動画配信業界の激変はしばらく続きそうだ。(文:相良智弘/フリーライター)

 相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。

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