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西友が年末商戦控え、644品目一斉値下げ 家計調査の結果も反映
プライスキャンペーンの主な商品(西友の発表資料より)[写真拡大]
西友は17日、2017年最後のプライスキャンペーンとして食品、日用品など644品目を一斉値下げした。年末商戦に備えるとともに、独自の家計調査で消費者の節約志向が強かったのを受けた措置で、今後1~6カ月間、今回の値下げ品について一切の値上げをせずに価格を据え置く。
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対象商品は、パックご飯3食分を税抜き538円から498円に7.4%引き下げるのをはじめ、冷凍ギョーザ195円を178円、スライスチーズ7枚入り178円を158円、つぶあんぱん115円を108円など。食品、日用品全般にわたる。
西友は独自調査した市場データに基づき、需要が高まる時期に低価格で商品を提供する「チャレンジプライス」、食品と日用品を対象に6カ月以上一切値下げせず、低価格で販売を続ける「プライスロック」を実施しているが、今回の値下げでは「チャレンジプライス」で562品目、「プライスロック」で82品目が対象となる。
西友は週に1回以上、スーパーを利用する全国の20代から60代の男女567人を対象に家計と節約に関する意識のアンケート調査をした。それによると、景気については「良くなっている」と答えたのが15.5%にとどまり、58.6%は「良くなっていると感じない」と回答した。
節約については「家計は依然厳しく、節約したい」が61.2%、「家計に余裕が出てきているが、節約したい」が23.3%で、回答者の84.5%が節約志向だった。これに対し、「少しぜいたくしたい」と答えた人は6.3%、「好きなものは値段を気にせず買える」は1.8%しかおらず、低価格商品への期待が根強いことをうかがわせた。
家計の中で節約したい項目は光熱費が47.1%でトップ。外食費46.0%、日常の食費43.9%と続く。スーパーでの買い物で値下げしてほしいものとしては、80.2%が生鮮食品を挙げた。飲み物や冷凍食品など生鮮食品以外の食料品カテゴリーを挙げた人も全体の77.4%に上っている。
年間で最も支出が大きくなる月は39.2%が12月と回答している。西友はこうした声も踏まえ、2017年のプライスキャンペーンで最大となる644品目の値下げに踏み切った。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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