マダガスカルの死者敬う儀式、感染症の温床か

2017年11月1日 07:17

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 マダガスカルでは、死者を敬う儀式として先祖や家族の遺体や遺骨を墓から掘り出し、それらを新しい布で巻いてともに踊るという風趣があるそうだ。しかし、これが感染症の原因となるおそれが指摘されている(AFP)。

 この儀式は5~9年ほどの間隔で行われるものだそうで、村の住民全員が参加し音楽やごちそうを振る舞うといったことも行われる、ある意味祭りのようなもののようだ。ただ、ペストに感染して亡くなった人の遺体をこのように扱った結果、菌が遺体を扱った人に感染するケースがあるようだ。実際、この儀式が行われる時期にペストの流行時期が重なっているという。

 いっぽうで住民らはこういった警告を気にせず、ペスト感染問題をデマだと考えている住民もいるという。

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