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今夏ボーナス「不満」3割 使途は「預貯金」が最多

今夏ボーナスの使途として最も多いのは「預貯金」のようだ。[写真拡大]
今夏ボーナスの使途として最も多いのは「預貯金」のようだ。
20代から50代の会社員に対し、1年前と比較して景気の変化を感じるかと尋ねたところ、62%が「変化はない」と回答した。「景気の回復傾向を感じる」と16%は答えているが、反対に「景気の後退傾向を感じる」と回答した人は22%おり上回っている。男女比では、女性の方が男性よりも「後退を感じる」と答えた(男性:18.0%、女性:25.3%)。
今夏のボーナスの支給状況を尋ねたところ、「支給された」「支給される予定」と答えた人は全体の6割。「ボーナス制度はあるが、この夏は支給されない」は7.2%。「ボーナス制度はない」が23.8%であった。
ボーナスが支給された人に今夏のボーナスの満足度を尋ねたところ、21%が「非常に満足」「満足」と回答し、33%は「不満足」「非常に不満足」と回答した。全体では不満足と感じている人の方が多い結果となった。
ボーナスが支給された人に、昨夏のボーナスとの比較を尋ねたところ、「変わらない」が最多で44%。「1~4万円増えた」が19.3%。「1~4万円減った」が7.4%。「10万円以上増えた」が9.9%。「5~9万円増えた」が7.4%。増えたと感じた人の方がわずかに多かった。
ボーナスが支給された人、される予定の人に対し、ボーナスの使い道を尋ねたところ、64%が「預貯金」と回答。続いて、「生活費の補てん」「ローンの返済」。以降「教育費へあてる」「国内旅行費用」「家電やAV機器の購入」「その他物品の購入」「車などの購入」等。
フリーコメントでは、「ボーナスが約5年前に大幅に下がり、ショックでした。現在は少しずつ前の水準に戻ってます。世界全体がよくならないと景気はよくならないと実感しました。(愛媛県:30代男性)」「中小企業はまだ底を打っていない感じで冷え切っている。ボーナスどころか毎月の給与も下がりつつある。(埼玉県:40代男性)」等の声が聞かれた。
まだまだ満足とまではいかないようだ(ライフメディア リサーチバンク調べ)。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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