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シャープが発売するクラウド蓄電池システム。左からリチウムイオン蓄電池本体(屋内設置用)<JH-WB1401>(屋外設置用)<JH-WB1402> ハイブリットパワーコンディショナ<JH-42EM2P> マルチエネルギーモニタ<JH-RWL6V>[写真拡大]
シャープは8日、同社製クラウドHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と組み合わせ、家庭での使用環境に応じた効率的なエネルギーマネジメントを実現できる、クラウド蓄電池システムを発売すると発表した。発売は7月4日の予定。
HEMSは、家庭における家電製品や電気自動車、さらに太陽光発電などをネットワーク化し、電気消費量をモニターで見える化(可視化)することで、エネルギーの効率的利用と、省エネの自動化を図るのが狙い。HEMS自体は一部の家庭でも普及し始めているが、太陽光発電システムを導入する場合は、余った電気を蓄える蓄電池システムが欠かせない。
今回のシャープのクラウド蓄電池システムは、そうした余剰電気を蓄えたり、停電時などに電気を供給するシステムだが、クラウドを利用することで最適なエネルギーマネジメントを可能にした点が大きな特徴である。
クラウドは、インターネット上のサービスであり、クラウドHEMSは日常の家庭の電気消費状況を分析、学習することによって、蓄電池の充放電を自動的に制御し、電気料金を削減できる機能などを持たせた。
例えば、翌日の天気予報から太陽光発電の発電量を予測し、電気代が割高な時間帯での電力購入を最小限に抑えたりすることができる。また、計画停電が予定されている場合、その何時間か前から放電を止め、計画時間帯に電気を供給することも可能になる。
今回発売するクラウド蓄電池システムは、屋外、屋内設置用とも従来機より3~4割小型化するとともに、クラウドサーバー内のソフトウエアの更新によって、電気料金プランの多様化や、季節・時間帯によって変化する利用者の電気使用状況に合わせ、さらにきめ細かなエネルギーマネジメントが可能とされている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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