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USS Research Memo(11):出品・成約台数は回復傾向、第1四半期業績は上振れの公算も
*19:41JST USS Research Memo(11):出品・成約台数は回復傾向、第1四半期業績は上振れの公算も
■2014年3月期の業績見通し
USS<4732>の2014年3月期の会社側連結業績見通しは、売上高が前期比1.7%増の64,300百万円、営業利益が同0.7%増の29,500百万円、経常利益が同0.4%増の30,000百万円、当期純利益が前期並みの18,350百万円となっている。出品台数は増加に転じるものの、名古屋新会場の稼働に伴って減価償却負担が前期比260百万円増加するほか、不動産取得税の増加や、広告宣伝費や人件費などその他の経費増加もあって、増収要因をほぼ打ち消す格好となる。
オークション事業では、売上高が前期比1.9%増の46,777百万円と微増を見込んでいる。前年の反動で第2四半期(2013年7-9月期)までは出品台数の減少傾向が続くとみられるが、期の後半にかけては消費税引き上げ前の駆け込み需要もありプラスに転じるとみている。通期の出品台数は前期比2.7%増の226.0万台、成約台数は同1.3%増の142.4万台、成約率で63.0%(前期実績は63.9%)を計画している。
なお、8月下旬に名古屋新会場が稼働する予定で、従来の6レーンから10レーンにレーン数が拡大。時間当たりに流れる台数が増加し、オークション参加者が多く集まる日中18時頃までにオークションが終了する見通しで、成約率の上昇も見込まれるが、こちらについては特に計画に織り込んでいない。
また、手数料単価に関しては、出品手数料が前期比0.3%増の5,423円、成約手数料が同0.1%増の7,813円とほぼ横ばい水準、落札手数料は同1.9%増の11,340円を見込んでいる。
ここ数年上昇傾向であった外部落札比率は前期の50.8%がほぼ上限と考えており、前期並みの水準を見込んでいる。同社としては、オークション会場の集客力の維持向上が経営上、最も重要であるとの考えから、外部落札比率の更なる上昇はオークション運営上プラスにはならないと考えている。
中古自動車等買取販売事業についても、売上高が前期比0.6%増の11,615百万円と微増を見込んでいる。オークション事業と同様、期の前半は新車販売の減少により下取り車の供給量も減少するため低迷するが、期の後半からの回復を見込んでいる。
その他事業では、売上高が前期比2.0%増の5,906百万円を見込んでいる。内訳は、廃自動車リサイクル事業が同1.0%増の4,058百万円、廃ゴムリサイクル事業が同6.0%増の1,415百万円、輸出手続代行サービス事業が同1.1%減の432百万円となる。同サービスでは、東京、横浜会場ともに能力面でほぼ限界に達しており、今後の増強予定もないことから、ほぼ前期並みの計画となっている。
足元の実績を見ると、5月までのオークションの月次データによれば、出品台数は減少幅が縮小傾向となっており、成約台数も堅調に推移するなど、総じて会社計画を上回る滑り出しとなっているようだ。第1四半期(2013年4-6月期)業績に関しては、会社計画に対する進捗率も高めで推移する可能性が高いとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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