NYの視点:次の焦点は米FRBの政策

2013年6月12日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NYの視点:次の焦点は米FRBの政策

日本銀行は現地時間10-11日に開催した金融政策決定会合において、現行の政策維持を決定した。期待されていた金利抑制策は打ち出されなかった。市場では日銀が国債市場での乱高下を抑制するために「資金供給オペの期限の延長」という新たな措置を期待していた。この決定を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)を含めた先進主要国の中央銀行が国債購入プログラムを緩めるのではないかとの不安が浮上。警戒感から、今まで各国中央銀行による積極的な緩和措置を頼りに上昇してきた資産市場は崩れた。

今後は米連邦準備制度理事会(FRB)が果たして大規模な資産購入プログラムの規模の縮小を早期に開始するかどうかに焦点が移行する。市場では5月の雇用統計が順調に雇用市場の改善を示したため、FRBが現在実施している資産購入ペースを早期に鈍化させるのではないかとの見方が強まりつつある。

FRBは18-19日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催予定。FRBはこの会合で、ゼロ金利政策を据え置き、現行の資産購入ペースを維持する方針を示すと見られている。しかし、会合後に予定されている記者会見でバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月にも資産購入縮小に踏み込む可能性も除外しない発言をすると、資産の売却が一段と加速する可能性がある。今まで資産市場を支えてきた各国中央銀行による国債購入プログラムが弱められるのではないかとの不安を一層かきたてるためだ。《KO》

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