オプト Research Memo(10):広告・ソリューション事業は主力顧客の広告出稿意欲が活発化

2013年6月10日 19:55

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記事提供元:フィスコ


*19:55JST オプト Research Memo(10):広告・ソリューション事業は主力顧客の広告出稿意欲が活発化

■決算動向

○広告・ソリューション事業

広告・ソリューション事業の売上高は前年同期比13.6%増の20,134百万円、営業利益は同6.1%減の436百万円となった。2012年末以降の「アベノミクス」効果によって、オプト<2389>の主力顧客である金融業界や不動産業界、人材派遣業界などからの広告出稿意欲が活発化してきたことが売上高の2ケタ成長に繋がった。

オプト単体でみると主力の検索連動型広告のほか、ターゲティング広告、アフィリエイト広告といずれも好調に推移した。また、FacebookやLINEなどSNS向けの広告出稿も引き続き拡大している。デバイス別の状況でみると、PC向けは前年同期比で約15%増、前四半期比で約10%増、スマートフォン向けは前年同期比で約60%増、前四半期比で約15%増とそれぞれ拡大基調を持続した。連結子会社に関しても状況はほぼ同様で、4社ともに前年同期比で大幅増と好調に推移している。

なお、営業利益が減益となったのは「経営の集中と選択」を行う方針のもと、不採算事業だったソーシャル&コンシューマ事業から人員を一部広告・ソリューション事業へとシフトさせた影響が大きい。


○データベース事業

データベース事業の売上高は前年同期比16.0%増の738百万円、営業利益は同85.6%増の104百万円となった。ターゲティング広告市場の急成長に伴い、子会社のPlatform IDで手掛けている「Xrost」の顧客数が倍増し、売上高が増加したことが収益のけん引役となった。またホットリンクについてもソーシャルメディア分析事業が好調で順調に収益を拡大した。


○ソーシャル&コンシューマ事業

ソーシャル&コンシューマ事業の売上高は前年同期比12.6%増の575百万円、営業損失は19百万円(前年同期は162百万円の営業損失)となった。売上高に関しては子会社のモバイルファクトリーで展開するゲームアプリ(男性用恋愛シミュレーションゲーム)が好調で2ケタ増となった。営業損失の縮小はモバイルファクトリーの増収効果に加えて、オプト単体で不採算だったコンシューマ事業を3月で終結したこと、ソーシャル事業における人員を主に広告・ソリューション事業にシフトさせたことなどによる費用削減効果が寄与した。


○海外事業

海外事業の売上高は前年同期比371.9%増の948百万円、営業損失は52百万円(前年同期は43百万円の営業損失)となった。売上高に関しては2012年5月に子会社化した韓国Chai社の売上分がそのまま増収要因となった。韓国2社に関しては、インターネット選挙による特需も終わった中黒字は確保したものの、オプト単体での海外調査・支援費用を吸収するまでには至らなかった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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