イノベーションHDが次第高、店舗転貸事業など好調で業績上振れ期待強い
2024年12月27日 14:45
■上期は売上高16.8%増加、営業利益30.1%増加
イノベーションHD(イノベーションホールディングス)<3484>(東証プライム)は12月27日、前後場とも次第高の相場となり、14時を過ぎて944円(27円高)まで上げている。東京都の商業地を中心に飲食店の店舗転貸事業などを行い、第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)は売上高が前年同期比16.8%増加、営業利益は同30.1%増加など好調。下期の展開によっては通期の業績が上振れる期待が強いとされ、再び注目が再燃してきたとみられている。
直近は、USEN-NEXT HOLDINGS<9418>(東証プライム)が12月24日付で「飲食店や小売店など、店舗やオフィスのテナント物件を探す出店希望者と不動産業者をつなぐテナントマッチングサービス「テナリード」の提供を12月24日より開始した」と発表したことを受けて注視される場面があったが、翌日のイノベーションHDの株価は1円安にとどまり、何事もなかった様子だった。27日はこのときの水準を大きく上回ってきており、株式市場関係者からは、U-NEXTのサイトをみて逆にイノベーションHDの店舗情報サイトが際立つ形になったのでは、といった見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)