ステップ Research Memo(9):配当性向50%を目安に配当を行う方針、自己株式取得も1年間延長
2024年12月25日 16:09
*16:09JST ステップ Research Memo(9):配当性向50%を目安に配当を行う方針、自己株式取得も1年間延長
■株主還元策
ステップ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0979500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9795></a>は2023年9月期より新しい経営方針のもと、教師の給与引き上げと合わせて、株主還元策の強化も打ち出した。具体的には、配当性向の目安を従来の30%から50%に引き上げた。同方針に基づき、2024年9月期の1株当たり配当金は前期比5.0円増配の77.0円(配当性向49.5%)とし、2025年9月期も同4.0円増配となる81.0円(同49.8%)とする予定だ。今後も利益増に応じた増配が見込めることになる。また、株主優待制度として毎年9月末の株主に対して保有株式数と継続保有期間に応じてオリジナルクオカード(500~4,000円分)を贈呈している。100株保有株主の配当金と株主優待を合わせた投資利回りを見ると3.9~4.6%の水準となる(11月29日終値1,909円で試算)。
なお、同社は自己株式の取得を2023年11月から2024年9月までを期限として実施していたが、当初の予定取得額や取得株数の上限に届かなかったことから、取得期間をさらに1年間延長したことを発表した。2024年10月から2025年9月末までに取得株数484千株(発行株数(自己株式除く)の3.05%に相当)、取得価額の総額は899百万円となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《MY》