19日上場のdelyは著名レシピサイト「クラシル」など運営し「集客」「人材不足」「DX」の課題解消に注力
2024年12月19日 13:09
■公開価格は1200円。1001円で初値をつけ売買活発
12月19日に新規上場となったdely<299A>(東証グロース)は、レシピ動画サイトとしてトップクラスの知名度を誇るプラットフォーム「クラシル(kurashiru)」の運営をはじめ、デジタル広告やアドネットワーク広告などの分野で様々なプロダクトサービスを提供する。
公開価格は1200円。取引開始後に1001円で初値をつけ、後場は920円で始まり活発に売買されている。
LINEヤフー<4689>(東証プライム)が1位株主(約31%保有)で、リテールデジタルプラットフォーム・エンターテインメントに係る複数のプロダクト・サービスを展開。具体的なサービスとしては、「クラシル」、「クラシルリワード」、「クラシルジョブ」、「TRILL」(トリル)、「LIVEwith」(ライブウィズ)がある。「プラットフォーム事業」の単一セグメントだが、上記のサービス・プロダクトをソリューションや収益ラインの特徴により、メディア(認知)、購買(販促)及びその他領域の3つの領域に分類。メディア(認知)及び購買(販促)の領域は併せてリテールデジタルプラットフォームとカテゴライズしており、小売関連企業が抱える「集客」・「人材不足」・「DX」への課題を網羅的に解消することを目的に、注力分野としている。設立は2014年4月。
業績見通し(2025年3月期・個別、会社発表)は、売上高を125億68百万円(前期比27.0%増)と見込み、営業利益は25億26百万円(同7.9%増)を、当期純利益は16億13百万円(同8.8%増)を計画している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)