新興市場銘柄ダイジェスト:カイオムは大幅反発、pluszeroが急騰

2024年12月12日 18:31

*18:31JST 新興市場銘柄ダイジェスト:カイオムは大幅反発、pluszeroが急騰
<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0459900?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4599></a> ステムリム 324 -19
続落。25年7月期第1四半期の業績を発表、事業収益はなし(前年同期の事業収益はなし)、営業損失が5.73億円(同4.91億円の営業損失)、経常損失が5.73億円(同4.91億円の経常損失)、四半期純損失が5.60億円(同4.67億円の四半期純損失)と、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。同社の事業収益は開発進捗に伴うマイルストーン収入が大半を占めており、提携先の開発戦略及び開発スケジュールに大きく依存しているため、事業年度ごとの事業収益額に大きな変動が生じる可能性はある。

<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0513200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5132></a> pluszero 2606 +333
急騰。11日の取引終了後に24年10月期の業績を発表し、好材料視されている。24年10月期の売上高は12.18億円(前年同期比+36.3%)、営業利益は2.50億円(同+53.9%)、経常利益は2.51億円(同+54.2%)と大幅増収増益となった。契約件数等が堅調に推移し、売上は順調に推移した。25年10月期も大幅増収増益を見込み、過去最高益を更新する見通しとなっている。

<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0458300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4583></a> カイオム 228 +27
大幅反発。エーザイと同社独自の抗体探索技術であるADLibシステムを応用した抗体エンジニアリングによる高親和性抗体の作製について、共同研究契約を締結したことを発表し、好材料視されている。抗体エンジニアリングは、単離した抗体の機能を目的に沿った形で高機能化する工程であり、抗体作製過程においては重要性の高い技術となっている。ADLibシステムは、標的に対する抗体を取得することのほか、抗体遺伝子に変異を蓄積させる性質を応用した抗体の高機能化をこれまでの研究において実証している。

<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0426300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4263></a> サスメド 585 -5
買い先行も徐々に値を消し、もみ合い。東北大学と締結した基本合意書に基づき進めていた統合型静脈疾患レジストリシステムの構築作業を完了し、企業への提供を開始した。同レジストリは、症候性腸骨大腿静脈流出障害に対し使用する新規の静脈用ステント、及び急性深部静脈血栓症における新規血栓除去用カテーテルといった複数医療機器を用いる患者の情報を同時に収集できる統合型のレジストリ。収集したデータを関連学会及び製造販売業者と共有することにより、関連学会が発出する適正使用指針の作成時の活用や製造販売後調査等に活用される。

<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0186A00?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><186A></a> アストロスケール 830 +2
もみ合い。子会社のアストロスケールが2月に開始した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」のミッションにおいて、宇宙空間で観測対象のデブリから約15mの距離まで接近に成功したことを発表した。今回の接近は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のミッション要求とは別に独自に実施した事業者独自ミッションで、民間企業がRPO(ランデブ・近傍運用)を通じて実際のデブリに接近した世界で最も近い距離となった。ただ、明日の決算発表を警戒して、買い先行後、もみ合いが続いた。

<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0349100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3491></a> GA TECH 1212 -53
反落。24年10月期の業績を発表した。売上収益が1898.83億円(前期比29.5%増)、事業利益が40.56億円(同86.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が18.41億円((同82.2%増)と、大幅増収増益だった。フロービジネスは手数料の改善、商品ラインアップの拡充により事業拡大を図るとともに、安定収益であるストックビジネスの積み上げによる盤石な収益構造へ転換を図ってきたとしており、25年10月期も二桁増収増益を見込む。ただ、買い先行も売りに押され反落している。《ST》

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