東証グロース市場250指数先物見通し:下値は限定的か

2024年12月10日 08:05

*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:下値は限定的か
本日の東証グロース市場250指数先物は、下値は限定的と予想する。前日9日の米国市場のダウ平均は240.59ドル安の44,401.93ドル、ナスダックは123.08pt安の19,736.69ptで取引を終了した。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて、下げ幅を拡大した。本日の東証グロース市場250指数先物は、下値は限定的と予想する。米株安の動きで弱含みのスタートが予想されるが、ダウ平均との相関性が低下していることに加え、グロース市場の上昇ピッチが緩やかだったこともあり、過熱感に乏しく、利益確定売りが吸収されやすくなっている。一方で、グロース市場特有の強調材料もなく、崩れる可能性は低いものの、伸び悩みの展開が見込まれる。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの643ptで終えている。上値のメドは650pt、下値のメドは635ptとする。《SK》

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