ラバブルマーケティンググループのコムニコが「ライフインザキッチン」事業を譲受、インフルエンサーマーケティング領域のサービス強化を図る

2024年12月9日 13:00

■全国の料理教室・食インフルエンサーと協働する事業を迎えシナジー発揮

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は12月9日の午前11時30分にインフルエンサーマーケティング事業の譲受を発表し、連結子会社の株式会社コムニコが、株式会社アーティザン(本社:東京都港区、アーティザン社)との間で、アーティザン社が展開する「ライフインザキッチン」事業を譲受するとした。

 譲受事業の業績(2024年3月期実績)は、売上高26百万円、営業利益8.9百万円。譲受価額は50百万円。これに加えて相手先との間で条件付取得対価の合意がなされており、一定期間の将来業績に応じて最大50百万円の支払いを行う契約となっている。株式譲渡実行日は24年12月20日(予定)。のれんが発生する見込みだが、現時点では確定していないため、確定次第、速やかに開示するとした。

■事業譲受の目的

 ラバブルマーケティンググループは、「人に地球に共感を」をパーパスとし、生活者の情報消費行動に寄り添う、共感を重視した愛されるマーケティング(Lovable Marketing)を推進するマーケティング企業グループ。同グループは、成長戦略として、既存事業のSNSマーケティング事業およびDX支援事業で年間平均10~20%の安定的成長を掲げている。

 この度、事業を取得することを決定したアーティザン社の「ライフインザキッチン」は、日本全国2000の料理教室・食インフルエンサー(料理研究家)と協働し、食関連に特化したマーケティングサポート・アドバイザリー事業などを、オンライン施策からリアルイベントの開催まで一気通貫で展開している。

 日本国内における24年のインフルエンサーマーケティング市場は860億円、前年比116%と継続的な高い成長が見込まれており、今後は広告における動画広告の定着や縦型ショート動画の普及による需要拡大を背景に、29年には約1.9倍の1645億円規模に成長すると予測されている(出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ)。

 今回、「ライフインザキッチン」をグループに迎えることで、コムニコのインフルエンサーマーケティング領域のサービス強化を図る。加えて、相互送客によるアップセル・クロスセルでの顧客単価の向上、新規顧客の獲得などのシナジーが見込まれ、既存事業の成長に寄与するものと考えている。

 ラバブルマーケティンググループは、愛されるマーケティング活動を通して、SNSマーケティング事業を核としたトップクラスのグループを目指し、更なるグループの成長・発展に繋げていく。なお、今後も同社とのシナジー効果や事業領域拡大が見込まれる分野に対して、M&Aを含めた事業展開を積極的に検討していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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