【株式市場】日経平均は304円高、年金基金の買い観測などで後場一段と上げ大幅反発

2024年12月2日 16:42

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8513円02銭(304円99銭高)、TOPIXは2714.72ポイント(18.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億9076万株

 12月2日(月)後場の東京株式市場は、朝方150円トビ台だった円相場が150円50銭前後まで軟化したことや、日本の年金基金(GPIF)に関する報道を受けて株式での運用を積極化させるとの期待が強まり、日経平均は47円高で始まったあと一段高となり、13時には上げ幅300円台に乗り、多少高下したが大引けも300円高で前日比反発となった。トヨタ<7203>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)、三菱商事<8058>(東証プライム)、三井不<8801>(東証プライム)などが一段と上げ、名古屋銀<8522>(東証プライム)などの地銀株にも一段ジリ高の銘柄が目立った。

 後場は、サンケン電気<6707>(東証プライム)が一段と上げ、前場に続いて大規模な自社株買いと消却予告を好感。デンヨー<6517>(東証プライム)も一段と上げ防災関連予算の拡充など期待。三井金<5706>(東証プライム)も一段ジリ高となり朝方の円高後退など好感。クミカ<8887>(東証スタンダード)は米国上場会社との統合など材料視されストップ高となり急反発。ピーバンドットコム<3559>(東証スタンダード)もストップ高となり専門商社との業務提携など好感。ウェルスナビ<7342>(東証グロース)は三菱UFJ銀行による買収でストップ高。BTM<5247>(東証グロース)はヘッドウォータースとの資本業務提携と地方創生予算など好感され連日ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億9076万株(前引けは7億7393万株)、売買代金は3兆9896億円(同1兆8760億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1066(前引けは944)銘柄、値下がり銘柄数は512(同638)銘柄。

 東証33業種別指数は小売りを除く32業種(前引けは26業種)が値上がりし、保険、銀行、非鉄金属、証券商品先物、輸送用機器、電力ガス、電気機器、卸売り、その他金融、サービス、機械、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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