【株式市場】前場の日経平均は420円高、経済対策に期待強まり東証「延長」で証券株も高い
2024年11月5日 12:17
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万8474円66銭(420円99銭高)、TOPIXは2663.58ポイント(19.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億66万株
11月5日(火)前場の東京株式市場は、日経平均が220円高で始まった後も上値を追い、午前11時にかけて519円00銭高(3万8572円67銭)まで上げ、前引けも上げ幅400円台で前取引日の1027円安から大幅反発基調となった。NY株は主要指数が反落したものの、11月中にも取りまとめられる経済対策で半導体産業に新たな支援策との報道などを受けアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体株が軒並み反発し、業績予想の増額など発表した住友電工<5802>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)なども活況高となった。
オルガノ<6368>(東証プライム)がストップ高となり四半期決算の大幅増益と業績予想の増額修正を好感。TAC<4319>(東証スタンダード)も四半期決算の大幅増益と業績予想の増額修正を受け急伸しストップ高。野村HD<8604>(東証プライム)などの証券株や日本取引所G<8697>(東証プライム)がそろって値上がりし、きょう5日からの東証の取引時間延長や決算内容など好感。Birdman<7063>(東証グロース)は25年6月期の黒字化に向けた施策や大型プロジェクト獲得への注力など期待され一段高。
東証プライム市場の出来高概算は9億66万株、売買代金は1兆8662億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は987銘柄、値下がり銘柄数は597銘柄。
東証33業種別指数は23業種が値上がりし、証券商品先物、非鉄金属、機械、電気機器、輸送用機器、金属製品、精密機器、化学、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)