【株式市場】日経平均は196円安で反落、後場やや円高、政策協議も見極めたい様子

2024年10月31日 16:22

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9081円25銭(196円14銭安)、TOPIXは2695.51ポイント(8.21ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は一部株価指数の銘柄入替にともなう売買が加わったようで21億9131万株

 10月31日(木)後場の東京株式市場は、日銀が金融政策を据え置いたと伝えられ、円相場がやや強含みに転じ、ホンダ<7267>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)などが一段軟化傾向となった.政策協議も見極めたい様子。一方、軟調だった日本製鉄<5401>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)が下げ幅をジリジリ縮め、三菱重<7011>(東証プライム)は一段ジリ高など、景気敏感株の値動きが強まった。前場活況高のアドバンテスト<6857>(東証プライム)は高値もみあいに転じたが、この1銘柄で日経平均を約150円押上げた。日経平均は13時半過ぎに445円18銭安(3万8832円21銭)まで下押したが大引けは196円安まで持ち直し、前日比で反落となった。

 後場は、正午に四半期決算と自社株買いを発表した商船三井<9104>(東証プライム)が急激に上げ、13時に四半期決算などを発表した山陽特鋼<5481>(東証プライム)、ニフコ<7988>(東証プライム)なども急反応となって一段高。一四時過ぎに発表のサカイ引越S<9039>(東証プライム)も一段高。GameWith<6552>(東証スタンダード)は新規事業(NFT・回線等)で新たな動きあるもようとかで前引け間際から断続的にストップ高。ウェルネット<2428>(東証プライム)は四半期決算の大幅増益など受け終日買い気配のままストップ高。上場3日目のSapeet(サピート)<269A>(東証グロース)は高値更新。カバー<5253>(東証グロース)は業績予想の増額など連日好感され後場も一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は一部株価指数の銘柄入替にともなう売買が加わったようで21億9131万株(前引けは9億7661万株)、売買代金は4兆9740億円(同2兆1807億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1136(前引けは892)銘柄、値下がり銘柄数は458(同684)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、金属製品、海運、陸運、非鉄金属、鉱業、空運、水産農林、その他製品、ゴム製品、化学、精油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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