【株式市場】前場の日経平均は486円高で高値引け、「手取りを増やす」などに期待強まる

2024年10月30日 12:21

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9390円49銭(486円81銭高)、TOPIXは2712.26ポイント(30.24ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億1716万株

 10月30日(月)前場の東京株式市場は、日経平均がほぼ一本調子に上げて486円高で高値引けとなった。自民党と国民民主党の接近が伝えられ、国民民主の公約「手取りを増やす」などが採り入れられた場合の景気刺激に期待が強まり、日立<6501>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)をはじめ幅広く買いが入ったほか、米NASDAQ指数の最高値を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体株が軒並み高となった。東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株も原発の稼働再開など受け軒なみ高い。

 山崎製パン<2212>(東証プライム)が大幅増益の四半期決算と1月からの一部商品の値上げ発表など受け急伸。日本電子<6951>(東証プライム)は米半導体株高に加え四半期決算も好感されて急伸。ハウスコム<3275>(東証スタンダード)は大東建託<1878>(東証プライム)による完全子会社化を受けて急伸しストップ高。マックハウス<7603>(東証スタンダード)は投資ファンドによるTOB(公開買付)で急伸しストップ高。ムサシ<7521>(東証スタンダード)は今回の衆議院選による売り上げ増など含む業績予想の増額修正が好感され急伸。ジェリービーンズG<3070>(東証グロース)は暗号資産TONコイン関連のプロジェクトへの投資など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1716万株、売買代金は2兆3493億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1248銘柄、値下がり銘柄数は346銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、電力ガス、非鉄金属、精密機器、機械、ガラス土石、電気機器、海運、石油石炭、金属製品、化学、卸売り、情報通信、送用機器、不動産などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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