国内外の注目経済指標:日銀金融政策は現状維持の公算

2024年10月26日 14:25

*14:25JST 国内外の注目経済指標:日銀金融政策は現状維持の公算
 

10月28日-11月1日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

■10月30日(水)午後7時発表予定
○(欧)7-9月期ユーロ圏域内総生産速報値-予想は前年比+0.8%
参考となる7-9月のユーロ圏総合PMIは50.2から49.6に悪化し、四半期ベースではユーロ圏経済の停滞を示唆する結果となった。このため、経済成長率は前年比でも1%未満にとどまる見込み。

■10月30日(水)午後9時30分発表予定
○(米)7-9月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+3.0%
参考となるアトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」の試算によると前期比年率+3.4%程度と想定されており、成長率は4-6月期と同程度となる可能性がある。

■10月31日(木)決定会合の終了予定時刻は未定
○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想は政策金利の据え置き
金融政策の現状維持
日本銀行の植田総裁は10月23日にワシントンでパネルに出席し、「持続可能な形でインフレが2%に到達するにはまだ時間がかかる」と述べた。日銀はこの目的を達成するため
に緩和的な金融政策を当面維持していくとみられる。

■11月1日(金)午後9時30分発表予定
○(米)10月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+12.0万人、失業率は4.1%
9月は雇用者増加数が市場予想を大幅に上回ったが、10月はハリケーン被害の影響を受けるため、非農業部門雇用者数は9月実績を下回る見込み。ただ、失業率は9月実績と同水準となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・10月29日(火):(日)9月失業率、(米)9月JOLTS求人件数、(米)10月CB消費者信頼感指数
・10月30日(水):(豪)7-9月期消費者物価指数、(独)7-9月期国内総生産、(米)10月ADP雇用統計
・10月31日(木):(欧)10月ユーロ圏消費者物価指数、(欧)9月ユーロ圏失業率、(米)9月コアPCE価格指数
・11月1日(金):(米)10月ISM製造業景況指数《FA》

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