GameWith Research Memo(3):メディア、eスポーツ・エンタメ、新規事業の3セグメントを展開
2024年10月23日 14:03
*14:03JST GameWith Research Memo(3):メディア、eスポーツ・エンタメ、新規事業の3セグメントを展開
■GameWith<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0655200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6552></a>の事業概要
同社は、ゲーム情報メディアである「GameWith」を通じたメディアからの広告収入が中心の「メディア」、ゲーム会社等からのタイアップ収入に加え、ファンビジネスやスポンサー収入・大会賞金などが中心の「eスポーツ・エンタメ」、NFTゲームや回線サービス等が中心の「新規事業(NFT・回線等)」の3つのセグメントで事業を展開している。なお、同社は連結決算を行っており、同社及び連結子会社5社((株)アットウィキ、(株)GameWith NFT、(株)GameWith Contents Studio、DetonatioN、DetonatioN KOREA Co.,Ltd.)並びに持分法適用関連会社1社(GameWith ARTERIA)により構成されている。なお、アットウィキはユーザーがプレイしたゲーム攻略情報を直接投稿できる「Wiki(ウィキ)」形式のメディア「@WIKI(アットウィキ)」の運営、GameWith NFTはブロックチェーンゲーム(EGGRYPTO)のプロダクト開発やNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム、GameFi、Web3.0ゲーム)に関する総合情報メディア運営などのNFT関連事業を展開、GameWith Contents Studioはゲーム攻略ライターのリソースの集中並びに採用と育成に特化した事業を運営、DetonatioNはプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」の運営、選手やクリエイターのマネジメント業務などを行う会社である。
ネットワーク広告及びタイアップ広告からの収益を獲得するビジネスモデルを展開
1. メディア
メディアでは、「GameWith」のメディアとしての価値を向上させるために、主に(1) ゲーム攻略、(2) ゲーム紹介の2つのコンテンツ提供と充実を図っている。メディアの売上高は、主に広告主または広告代理店に対して、アドネットワーク等を利用した「ネットワーク広告」、または、広告枠を販売すること等で収益を得ている「タイアップ広告」の2つに分けられる。創業時はネットワーク広告のみで成長していたため、月間平均PV数が重要な経営上のKPIとなっていたが、モバイルゲーム市場の成長鈍化を受けて、ネットワーク広告だけではなく、タイアップ広告にも力を入れている。
(1) ゲーム攻略
ゲーム攻略では、ゲームの攻略や記事の作成を外注するのではなく、同社に所属するライターがゲームタイトルごとにプロジェクトチームを編成し、実際にゲームを攻略して記事を作成する点が最大の特徴である。ゲームに特化したライターが複数人で記事を作成することで正確性の高いゲーム攻略情報の提供が可能となり、ゲーム内のイベントやアップデートに合わせてタイムリーに記事の提供を行うことでユーザーのニーズへ対応している。また、連結子会社であるアットウィキにおいて、ユーザーがプレイしたゲーム攻略情報を直接投稿できる「Wiki」形式のメディア「アットウィキ」を運営している。
(2) ゲーム紹介
新たにゲームを始めるきっかけづくりのため、ゲームの紹介情報の提供を行っている。ゲームの情報が発表されると、同社所属ライターが当該ゲームの紹介記事を作成し、一部のゲームについては自社スタジオで動画の制作を行うことで、よりゲームの良さが伝わりやすい紹介記事の作成を行うことが特徴である。ユーザーは紹介記事を見ることで、リリース前から新作ゲームの内容を把握することができるだけでなく、「GameWith」の事前登録機能を利用することで新作ゲームがリリースされた際に通知を受け取ることも可能となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)《HN》