新NISAだけでない 仮想通貨でも可能な積立投資の副業

2024年10月20日 15:16

 2024年から始まった新NISAだが、為替変動などにより、投資判断が難しいと感じている人もいるだろう。低リスクな積立投資は、新NISAだけでなく仮想通貨でも可能だ。本記事では、仮想通貨で行う積立投資の副業について紹介する。

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■仮想通貨の積立投資は少額からコツコツ始められる

 仮想通貨の積立投資とは、毎月や毎日、一定の金額をコツコツと継続的に仮想通貨に投資する方法である。主にビットコインやイーサリアムといった暗号資産を対象に、長期的な資産形成を目的として行われる。

 この投資手法は、投資初心者でも手軽に始められることから、最近では人気が高まってきている。

 一般的に、仮想通貨は非常にボラティリティ(価格変動)が高い資産とされる。だが積立投資により、1回の大きな投資を避け、時間をかけてリスクを分散できるのだ。

 長期的な視点で見れば、一時的な価格下落の影響を受けにくく、安定した資産形成が期待できる。

 加えて、積立投資は少額からでも始めることが可能だ。そのため、投資初心者でも挑戦しやすい。ビットコインなど仮想通貨の積立投資は自動化されていることが多く、一度設定すれば「ほったらかし」で継続できるのもメリットである。

 一方で、仮想通貨の積立投資のデメリットには、価格の大幅な変動が挙げられる。仮想通貨の市場は、株式や不動産と比べても極端な価格変動を見せることがあるからだ。

 そのため長期的に見てもリスクは避けられず、急激な価格下落時には大きな損失を被る可能性がある。

 また収益性の不確実性もデメリットになるだろう。長期的なリターンを期待できる一方で、仮想通貨市場が成熟していないため、必ずしも利益が出る保証はない。特に仮想通貨は国家や企業の後ろ盾がなく、規制も進行中のため、予測しにくいリスクが存在する。

■「ほったらかし投資」は自分のリスク許容度の見極めがポイント

 仮想通貨の積立投資は、一度設定すれば自動的に取引が行われるため、「ほったらかし投資」としても知られている。

 「ほったらかし投資」については、インターネット上に否定的な意見も散見される。ここでは、この「ほったらかし投資」の是非について考えてみたい。

 まず仮想通貨の積立投資が注目される理由の一つは、ドルコスト平均法を活用できる点にある。これは、仮想通貨の価格が日々変動する中で、定期的に同じ金額を投資することで、価格の高低にかかわらず平均的な価格で資産を購入できる仕組みだ。

 ドルコスト平均法では、価格が低いときに多くの通貨を買い、高いときには少なく買う。これにより、長期的にリターンを最大化する効果が期待できる。

 さらに仮想通貨市場は短期的な価格変動が激しいものの、長期的に見れば成長を続けている。例えばビットコインは、誕生以来数多くの急激な下落と上昇を繰り返してきたが、10年以上のスパンで見ると価値は大幅に上昇している。したがって、ほったらかしの積立投資でも長期間保持することで、利益を得られる可能性は十分にあるだろう。

 しかしながら、仮想通貨の「ほったらかし投資」を否定する意見にも根拠がある。仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が高く、短期間で価格が半減することも珍しくない。そのため投資家の中には、急激な下落で多額の損失を被り、心理的なプレッシャーに耐えられなくなる人もいる。

 加えて、仮想通貨の積立投資は利確のタイミングが難しい。仮想通貨の積立投資は、長期的な成長を期待する投資法で、価格が急騰したタイミングで利益を確定(利確)することが重要だ。

 しかし、ほったらかしにしていると、いつ利確すべきかを見極めるのが難しく、利益を得るチャンスを逃す可能性がある。特に仮想通貨は、短期間で価格が乱高下するため、タイミングを逃すと大幅な利益減少につながりかねない。

 「ほったらかし投資」は、一定の利益を期待できる一方で、短期的な価格変動や規制の不確実性といったリスクが存在する。そのため、仮想通貨の積立投資については、事前に自分のリスク許容度をしっかりと把握し、冷静に判断することが必要だろう。(記事:西島武・記事一覧を見る

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