イトーヨーカドー函館店跡、複合商業施設に 28店集めて12月オープンへ

2024年10月18日 16:28

 北海道函館市の不動産業者・一位物産は、所有する旧イトーヨーカドー函館店(函館市美原)を複合商業施設「GRANDIR ICHII(グランディールイチイ)」に改装し、12月20日にグランドオープンする。テナントとして28の専門店が出店する予定で、うち23店を公表した。2022年に閉店した旧イトーヨーカドー函館店に代わり、地域の商業を支えて地域と歩む店舗を目指す。

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 グランディールイチイは、旧イトーヨーカドー函館店の建物を活用した地下1階、地上2階建てで、売り場面積約1万3,000平方メートル。地下フロアはスーパーの「トライアル」、ドラッグストアの「ココカラファイン」を中心に、道南地方初となるイタリアンレストラン「サイゼリヤ」、買取専門店の「さすがや」などが登場する。

 1階フロアは、北海道初となるファッションの「coca(コカ)」、100円ショップの「ダイソー」、道南初となる生活雑貨の「スタンダードプロダクツ」、女性下着・靴下の「チュチュアンナ」、メガネの「プリンス」などで構成する。

 2階フロアは、パティスリー&カフェの「ゴロサゴロソ」などが入るほか、子どもたちの遊び場などに利用できる広さ約1,500平方メートルの全天候型屋内広場「いちいの森」が設けられる。無料駐車場は約850台分を用意する。

 旧イトーヨーカドー函館店は1980年開業で、長く市民に親しまれてきた。一位物産は当初、店舗をリニューアルして2024年7月に2階フロアを先行開業し、2024年秋に全館開業する計画を打ち出していた。しかしテナント出店時期の調整に時間がかかったうえ、他フロアの工事で利用者の安全に懸念があるとして開業時期を先延ばししていた(記事:高田泰・記事一覧を見る

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