【株式市場】日経平均は730円安となり5日ぶりに反落、後場は半導体株など下げ渋る

2024年10月16日 16:41

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9180円30銭(730円25銭安)、TOPIXは2690.66ポイント(32.91ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億1511万株

 10月16日(水)後場の東京株式市場は、前場大きく下げた半導体関連株が総じて下げ止まり、アドバンテ<6857>(東証プライム)は一時小高くなるなど持ち直す銘柄が増加。同じく百貨店株も持ち直し傾向となり、業績予想の現額修正などで下げた高島屋<8233>(東証プライム)は大きく戻して終盤に本日の高値をつけた。不動産株も住友不<8830>(東証プライム)などが堅調で、みずほFG<8411>(東証プライム)や東京海上HD<8766>(東証プライム)もしっかり。日経平均は前引けから50円ほど持ち直して749円安で始まり、13時頃からは大引けまで下げ幅700円前後で小動きのまま5日ぶりの反落となった。

 後場は、IHI<7013>(東証プライム)が2日続けて実質的な上場来の高値に進んだまま売買活発となり防衛予算拡大の期待など継続。古野電気<6814>(東証プライム)は業績予想の増額など好感されて終日ストップ高買い気配で推移。ポエック<9264>(東証スタンダード)は終日買い気配のまま大引けまでストップ高を続け8月決算と今期予想を好感。JESCOホールディングス<1434>(東証スタンダード)は大幅増益決算と今期予想など好感され急伸ストップ高。上場3日目のオルツ<260A>(東証グロース)は連日一段高。グッドパッチ<7351>(東証グロース)は発行株数の5%近い規模の自社株買いが好感され出直り急激。

 16日新規上場の日水コン<261A>(東証スタンダード)は公開価格1430円。、朝の取引開始後に1341円で初値をつけ、高値は13時過ぎの1470円。その後は値を消して大引けは1366円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億1511万株(前引けは8億662万株)、売買代金は3兆9156億円(同1兆9356億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は354(前引けは557)銘柄、値下がり銘柄数は1246(同1031)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは6業種)の値上がりにとどまり、保険、建設、電力ガス、不動産、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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