イトーキ、日本初の世界最大のワークプレイスサーベイでイトーキ本社オフィスがLeesman(R)+Excellent認証を取得
2024年10月15日 13:16
■世界122カ国、9000拠点以上のベンチマークデータを有する「Leesman Survey」に参加
イトーキ<7972>(東証プライム)は10月15日、本社オフィスITOKI TOKYO XORK(イトーキ・トウキョウ・ゾーク)が、ワークプレイス・エクスペリエンス評価サーベイ「Leesman Survey」において、2024年6月の調査でLmi71.1(調査時点で世界57位)のスコアを記録、日本初(Leesman Ltd.調べ)のLeesman(R)+Excellent認証を取得したと発表。
「Leesman Survey」は、従業員の体験に注目し、働く環境を総合的に評価する。イギリス・ロンドンに本社を置くLeesman Ltd.が提供しているワークプレイス・エクスペリエンス評価サーベイである。Leesman(R)+(リースマン・プラス)は、この「Leesman Survey」において、総合指標Lmi(Leesman Index)70以上を獲得するなど厳しい基準を満たした世界トップレベルのワークプレイスに与えられる認証である。「Leesman Survey」は世界122カ国、9000拠点以上、130万人以上のベンチマークデータを持つ世界最大のワークプレイスサーベイで、その中でも限られた26社65拠点がこの認証を受けている。ITOKI TOKYO XORKは2024年6月の同調査にてLmi71.1(調査実施時点で世界57位)のスコアを記録し、日本初のLeesman(R)+Excellent認証のワークプレイスとなった。
■調査背景
ITOKI TOKYO XORKは高い自己裁量により自律的に働き方をデザインするActivity Based Working(ABW)の実践とWell-beingの観点で高い空間品質を担保する「XORK Style」をコンセプトとしている。2018年のオープン以後Leesman Surveyを年1回実施し、オフィス空間の具体的な課題抽出のみならず、ABWの実践度合やその効果検証に活用している。また、移転当初よりLmi 70・Leesman(R)+の達成を目標として改善を続けてきた。サーベイの対象となったオフィスの概要や結果のポイントは以下のとおり。
■オフィスの概要
コロナ禍を経て、これからのセンターオフィスの役割を、リアルなコミュニケーションを通じた「”ここでしかできない体験”に特化した場」、所属意識や愛着・相互の信頼感醸成といった「個と組織をつなぐ求心性の場」、ブランドアイデンティティの発信や多様なステークホルダーとのコラボレーションを生む「社会とのつながりの場」と捉え、2023年に大規模リニューアルを実施。同サーベイはこのリニューアルを経た結果となっている。
■調査結果のポイント
・オフィスへの誇り 本社移転前2017年27.4% → 移転後2024年90.4%(+63.0%) ・個人の生産性実感 本社移転前2017年32.4% → 移転後2024年75.9%(+43.5%) ・アイデア共有のしやすさ 本社移転前2017年35.6% → 移転後2024年72.4%(+36.8%)
上記3項目は移転後2年以内に指標の改善が見られた項目だったが、「職場環境の楽しさ」や「職場の連帯感」など、企業文化にもひもづく項目は2023年リニューアル後に大幅に改善している。
・職場環境の楽しさ 2023年大規模リニューアル前 2022年59.3% → 2024年75.6%(+16.3%) ・職場の連帯感 2023年大規模リニューアル前 2022年40.1% → 2024年63.3%(+23.2%)
これらの変化は、従業員エンゲージメントの向上や離職率の低下、人材獲得にも大きく寄与しており、従業員エンゲージメント重要指標が直近3年間で18.5%向上するなどの効果が出ている。
■オフィス改善を通じて働き方改革を継続的に支援
オフィス空間をリニューアルしてから組織の働き方や文化そのものが変わるまでにはタイムラグがある。重要なのは継続的なモニタリングと改善である。同社はこれまでのITOKI TOKYO XORKで得た知見をいかし、今後もオフィス構築・運用の品質を自ら高め、お客様の人的資本経営の実践の一つであるオフィス改善の推進をサポートする。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)