RSテクノ Research Memo(7):財務基盤の強化が進み、ネットキャッシュは726億円に積み上がる

2024年10月9日 15:07

*15:07JST RSテクノ Research Memo(7):財務基盤の強化が進み、ネットキャッシュは726億円に積み上がる
■RS Technologies<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0344500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3445></a>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2024年12月期第2四半期末の財務状況は、資産合計が前期末比14,781百万円増加の155,446百万円となった。主な変動要因は、流動資産で在庫が3,275百万円減少した一方で、現金及び預金が7,043百万円、受取手形及び売掛金が4,434百万円それぞれ増加した。固定資産では、能力増強投資に伴い有形固定資産が5,812百万円増加したほか、投資その他資産が761百万円増加した。

負債合計は前期末比160百万円増加の25,397百万円となった。有利子負債が259百万円減少したほかその他の流動負債が減少した一方で、支払手形及び買掛金が1,091百万円、繰延税金負債が334百万円それぞれ増加した。純資産合計は同14,620百万円増加の130,049百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が3,043百万円増加したほか、為替換算調整勘定が4,486百万円、非支配株主持分が7,254百万円それぞれ増加した。

経営指標は、安全性を示す自己資本比率が前期末の39.9%から40.8%と0.9ポイント上昇し、有利子負債比率が同9.7%から8.2%と1.5ポイント低下した。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も同7,302百万円増加の72,615百万円と過去最高水準に積み上がるなど、財務基盤の強化が一段と進んだ。同社は積み上がったキャッシュを設備投資資金やM&A資金などの成長投資と株主還元に充当する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《HN》

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