エージェント・インシュアランス・グループ Research Memo(6):国内ではM&A及び事業承継が順調に推移
2024年9月20日 12:06
*12:06JST エージェント・インシュアランス・グループ Research Memo(6):国内ではM&A及び事業承継が順調に推移
■業績動向
1. 2024年12月期上期の業績概要
エージェント・インシュアランス・グループ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0583600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5836></a>の2024年12月期上期連結業績は、営業収益1,922百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益91百万円(同182.6%増)となった。国内事業ではビジネスモデルの根幹であるM&A及び事業承継の取り込みが促進したことで損害保険の売上が順調に推移、海外事業では損害保険を中心に法人案件・個人案件ともに増加し、売上が好調に推移した。また、既存顧客への生命保険のクロスセルも順調に進んだことで、営業収益及び営業利益は大幅に増加した。上期では累計35件のM&A及び事業承継を行い、顧客数は法人が2023年12月末比3.5%増の14,330社、個人が同5.0%増の149,699人、取扱保険料は同5.0%増の401億円へと各KPI指標は順調な増加を示した。第3四半期決算より新規連結されるファイナンシャル・ジャパンを除いた従来ベースの通期業績予想に対する上期時点での進捗率は、営業収益で46.5%(前年同期は47.5%)と前年並みだったが、営業利益では51.1%(同20.9%)と高く、エージェント・インシュアランス・グループの利益創出は同社の期初計画を上回って着地したとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)《HN》