C&GSYS Research Memo(4):2024年12月期中間期は顧客の投資抑制で69.1%の営業減益
2024年9月19日 11:04
*11:04JST C&GSYS Research Memo(4):2024年12月期中間期は顧客の投資抑制で69.1%の営業減益
■C&Gシステムズ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0663300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6633></a>の業績動向
1. 2024年12月期中間期の業績概要
2024年12月期中間期の連結業績は、売上高が1,830百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益が54百万円(同69.1%減)、経常利益が86百万円(同62.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が39百万円(同70.9%減)となり、期初計画を下回った。
セグメント別では、CAD/CAMシステム等事業の売上高が1,709百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益が97百万円(同37.2%減)、営業利益率が5.7%(同2.9ポイント低下)となった。国内ではEVシフトの方向性が依然として不透明なことから自動車向け金型・部品製造業の設備投資が抑制され、国内CAD/CAMの売上高は1,447百万円(同5.0%減)となった。海外では一部堅調な地域もあったもののタイ日系自動車関連需要が回復せず、海外CAD/CAMの売上高は261百万円(同2.0%減)となった。
金型製造事業の売上高は121百万円(同56.0%減)、営業損失42百万円(前年同期は23百万円の利益)となった。2023年度下期から2024年度上期にかけEV車販売数の落ち込みから新車種開発および生産が減少、加えて従来車種のモデルチェンジサイクルの谷間となり受注が低調に推移した。この結果、大幅な減収となり、売上減に伴い営業損失を計上した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《HN》